柿のおいしい季節だ。
スーパーでも安価な柿が並んでいるから、今が旬ということなのだろう。
「訳ありだけど甘い」などとポップにかかれているものもあり、甘いならいいやと買ってみた。
すると剥いてみて、全体に黒っぽい斑点が入っていて驚いた。
調べてみると、ポリフェノールの一種でもあるタンニンが変化したものだとわかった。
タンニンはもとは柿に含まれている渋みで、熟していく過程で化学反応が起きて色が出てくるという。「ゴマ」とも呼ばれるこの斑点は、甘さの印ともいわれているそうだ。
そういえば、干し柿にはよく黒っぽくなったものがあって、それも同じくタンニンだとか。干し柿の斑点には違和感も持たなかったのに、切って黒いと驚くとは。
かじりたる渋柿舌を棒にせり 小川軽舟
むかしは、渋柿も食べたのだろうか。渋さに舌が痺れて棒のようになっている、この句からは、その実体験がリアルに伝わってきた。

訳ありだけど甘いとあった、1個139円の柿です。

テーブルに置いておいたら、新米と一緒に写っていました。

これが、タンニンだという黒っぽい斑点入り。とっても甘かった。
傷や虫食いなどから黒くカビることもあるようですが、全体に斑点がでている場合は、たいていタンニンみたい。

種があるのも、最近では珍しいですよね。

こちらもスーパーの柿。ちょっともの足りなく見えますが、これはこれでおいしかったんです。

7年前に『地球の歩き方』で紹介した「甘草屋敷」の枯露柿の写真です。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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