焼き茄子と秋刀魚の夕餉。秋の食卓そのものだ。
久しぶりにガスの魚焼きで茄子を焼き、熱々の皮を剝いて切り分け、器に盛ってから、一瞬止まった。
「何、かけるんだっけ?」
生姜醤油だったか、鰹節に柚子ポンだったか、それとも茗荷とかのせたっけ? はたまた味噌ダレか。
これまでどうしてきたのか、まるで思い出せなかったのである。
ショックだったのは、焼き茄子は亡くなった義母が好きで、一緒に焼いたことが何度もある料理だからだ。
こだわりも強かったが、新たな味を拒むことなく受け入れる女性だった義母。
生姜醤油は、もちろんのこと、いくつかのパターンを持っていたかもしれない。
結局、生姜醤油で食べた。
翌朝残りに、鰹節と柚子ポンをかけて食べた。
どちらも、口に馴染みがある味で、義母を思い出す味がした。
それでも、どこかすっきりしない。我が家の焼き茄子のスタンダードは、果たして。
焼き茄子、何をかけて食べますか?

焼き茄子に、おろし生姜をのせて。

シンプルに生姜醤油で食べました。すごーく、おいしかった。

秋刀魚には、お決まりの大根おろしと酢橘。リュウジの「焼きレンコンと椎茸のカルパッチョ(すだちソース)」は、レシピがあるので忘れてもだいじょうぶです。

翌朝も、残りを。今度は、鰹節と柚子ポンで。冷たいのも、おいしい。

出遅れましたが、新米の季節です。

定番のご飯、お味噌汁、目玉焼きの朝食。

新米が、甘~い。

こうして並べると、焼き茄子は地味ですが、おいしかった。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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