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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

辛くない山葵

能登半島の旅で、立ち寄った道の駅で山葵を買った。奥飛騨の山葵とある。

3本650円。これは安い。たまにスーパーで見かける長野産の山葵は、立派なものだと1本1,000円くらいするものもある。小さめだが、これは安い。

 

ところが、この山葵。まったく辛くなかったのである。

たまにしか使わないが、山葵用に鮫皮おろしも持っている。丸く円を描くように卸せばよいと、以前調べた通りに卸したのだが、辛味が出ない。

辛くない山葵があるとは、夢にも思わなかった。

 

簡単手巻き寿司の夕餉、夫がスマートフォンで調べてくれた。

砂糖を混ぜると、辛くなるらしいという。

「あ、辛い」と一瞬思ったが、ピリのピくらいの辛さで、手巻きにしてしまうと辛さはほぼ感じなかった。

結局、手巻きの夜はチューブの山葵を使ったが、その後、どうやら茎がついている方が辛いことが判明。それでも、辛さはやわらかい。品種なのか、育った環境なのか。素人には知り得ない。

ご飯にのせて食べたり、ドレッシングにしようかと考えたり。とにかく使い切ろうとがんばっている。

 

いろいろ調べて知ったのだが、山葵はそのままかじっても辛くないそうだ。衝撃によって辛味が発生し、時間が経つと辛味が薄れていく。辛さのピークは卸して5分くらいだとか。

山葵って、けっこう繊細な、そしてちょっと変わったヤツだったのだ。

普段チューブタイプのものしか使わないから調べることもしなかった山葵について、小さなトラブルが教えてくれた。いや、山葵が辛くないというのは、小さくはない、どちらかといえば衝撃的な事件だった。

使う前の写真は、ありませんでした。

丸く円を描いて卸したんだけど、辛さゼロ。

簡単手巻き寿司の夕餉。

ふたりだし、刺身盛り合わせひとパックでじゅうぶんでした。鮪。

砂糖を加えたら、ちょっと辛くなったんだけど。

サーモン。辛さはまったく足りませんでした。

捨てるのももったいないので、ご飯にのせたりして風味を楽しんでいます。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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