オダギリジョーが主演・共同プロデューサーを務めた映画『夏の砂の上』は、長崎が舞台。
夏の砂のように乾ききった心に沁み込む一筋の希望を描く、切なくて温かい珠玉の物語。
〈cast〉
小浦治【オダギリジョー】5歳の息子を亡くし、職を失い、喪失感から何もせず日々を過ごす。
川上優子【高石あかり】奔放な母親に振り回され育つ。淋しさを抱える17歳。
古浦恵子【松たか子】治の妻。夫のふがいなさに愛想を尽かし、別居中。
川上阿佐子【満島ひかり】治の妹で、優子の母親。新たな暮しを求め、優子を治に押しつける。
ほか、森山直太朗、光石研、高橋文哉、篠原ゆき子など。
〈story〉
雨が一滴も降らない、からからに乾いた夏の長崎。
坂道を上ったり下りたり、ぶらぶらと日々をやり過ごしている治のもとへ、阿佐子が娘の優子と訪ねてきた。博多でいい仕事が見つかったが、優子は連れて行けないという。「どうせ男だろう」と治は声を荒げるが、阿佐子は聞く耳を持たず優子を置いていってしまう。妻とは別居中で、治は一人暮らし。姪とのふたり暮らしが始まった。
高校へも行かず、優子は近所のスーパーでバイトして過ごすが、人間関係や口うるさい店長に、嫌気がさしていく。言い寄ってくる大学生に誘われるまま出かけても、上の空だ。
治の妻、恵子は、どうやら治の後輩といい仲になっているらしい。狭い街。みな知っていることだった。
ままならない。世の中のすべてが。そしていちばん思うようにならないのは、自分自身の心だった。
長崎って、そういえば坂の街だった。急な階段が続く住宅街を、治が上り下りするシーンに思い出した。
そして、市電が街なかを走っていた。海と山の間に街があった。丘の中腹には家々がひしめきあっていた。猫が、そこここにいた。
そんな40年以上まえに旅した、忘れていた長崎を思い出した。友人たちと精霊流しの時期に出かけた。暑い暑い夏だった。

予告編は、こちら。☆画像は、お借りしました。
☆友人たちと3人で、長崎の稲佐山で行われた、さだまさしのコンサートツアー「夏長崎から2025」に参加しました。その様子は明日。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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