2月の終わり、庭のクリスマスローズが咲き始めた。
雨も降り、蕾も多く伸びてきては花開き、今20ほど咲いているだろうか。
花の名の由来は、原種の「ヘレボルス・ニゲル」が、クリスマスの時期に咲くバラに似た花だからだという。
けれどクリスマスではなく年が明けてから咲くのは、日本に入ってきた”クリスマスローズ”が別種ゆえ。『俳句歳時記・冬』にもこうある。
一般的にクリスマスローズと呼ばれているのは同属別種のレンテンローズで、開花時期は二月から四月。
さて。
毎年咲くクリスマスローズだが、じっと見つめて特徴を捉えてみようと思い立った。俳句を詠むための描写の練習だ。
・うつむいて咲く
・花びらは5枚(八重咲きは別)
・蘂(しべ)の数が多く華やか
・寒さに耐え、早春に開花する
・花びらに厚みがある(実際は「がく片」が花びら状になっている)
・葉はやわらかな緑で、ギザギザしている
・だんだんに茎を伸ばし、花を咲かせる
そうか。花びらに厚みがあるから、存在感があったのか。
「冬の貴婦人」とも呼ばれる、クリスマスローズ。
うつむいて咲く姿は控えめな雰囲気を醸し出し、冷たい空気のなかで花を咲かせる様子や、厚みのある花びら、華やかな蘂の存在感が、「貴婦人」の気品を感じさせるのだろう。

最初に咲いた白い花。

一週間くらい経つと、6~7個の蕾が花開きました。

まだ蕾の子もいます。八重かな~

陽の光が当たっていると、雰囲気も違ってきますね。

グリーンがかった紫の子も、やはり1週間ほどで次々咲きました。

陽の当たっていた瞬間。

濃い紫も綺麗で、好きです。

うつむいているので、遠目に見ると地味です。少しずつ顔を上げてきますが、まっすぐ太陽に向かう感じでは咲かない姿がまた、可愛らしい。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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