初詣は神戸三ノ宮の生田神社で済ませたが、去年のお守りを返納し、今年のお守りをいただきに、毎年詣でる武田八幡宮へお参りに出かけた。
車で30分ほどのお隣、韮崎市の山の麓、鎮守の森にたたずむ神社である。
石の鳥居をくぐり、毎年のようにお守りを返納し、刻みの細かい石段を登り、拝殿で賽銭を投げ、二礼二拍手して祈り、ふたたび一礼して、さらに上にある本殿を目指し、夕べの雪が白く残っているのを目にして、ふとその傾斜の上に伸びる御神木を見上げたとき、デジャビュのようなものがよぎった。
越してきてもうすぐ25年になるが、いったい何度こうしてこの御神木を見上げたのだろう。
しかし、デジャビュとは違う。
不意に、続けてきたこと、続けていくことの妙のなかに立っているような感覚を身体じゅうで受けとったのだ。
およそ1200年前に建立されたという武田八幡宮。その御神木なのだから、樹齢はさらに遡るのだろうか。
しばらく大樹を見上げ、そして毎年と同じく敷地内の為朝神社をお参りした。毎年のように社務所まで下り、お守りをいただいて、お神籤を引き、武田八幡宮を後にしたのだった。

毎年、年始めに詣でる「武田八幡宮」です。

鎮守の森に建つ武田信玄ゆかりの神社です。

拝殿へは、山の傾斜を登ります。

さらにその上に本殿があります。前夜の雪が残っていました。

「神樹」とあります。空へ向かう大木です。

3分ほど歩いたところにある「為朝神社」にも、お参りしました。

道中、富士山が雲をはらませ輝いていました。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。