日々、薪ストーブを焚く日常。
暖かい日の昼のあいだは、空気口を絞り優しく燃やす。
夕刻からは毎日のように、薪をくべ空気を入れ、がんがん燃やす。
そんな冬の日が始まった。
夜は、ベッドに入るまえに薪ストーブに薪をくべ、空気口を絞る。そうすると、夜じゅう薪は静かに燃え、熾火となる。
真夜中、トイレや喉が渇いたときに起き出して、薪ストーブに薪をくべ、静かな熾火をひとりぼんやりと眺める。
燃え上がる炎とは違う、しんとした、しかし途方もない熱を持っているその赤い火の根源のようなものに、しばし心を奪われる。
薪をくべるとすぐに燃え上がるときもあれば、まるで拗ねているかのように燃えないときもある。
そんな真夜中、じっと眺めていると、熾火の声が聞こえるような気分になる。
いいよ、ムリしなくて。いいんだよ、ゆっくりで。
ときには、空気口を開けることも、絞ることも大切だよ。
そんなふうに。
朝起きて、熾火が微かになってしまうと火を起こすのが、ひと仕事となるときもある。
熾火に問いかけながら薪をくべ、薪と薪のあいだに空気が通る道を作り、燃えやすい小枝を入れ、燃え上がるのを待つ。
熾火も炎も、火というものは、ままならないだけにおもしろい。

我が家の薪ストーブ。

ハースストーンという石造りのメーカーです。

熾火になった様子。

四股に薪をくべると、すぐに炎が燃え上がりました。

薪ストーブ左の西側の窓。ちょっと『クリスマスの思い出』の秋の絵と似ています。

薪ストーブ右の北側の窓。八ヶ岳が、こちらを眺めていました。
こんばんは。
暖炉のある生活は風情が合って優雅で素敵ですね。
でも、地球の歩き方にも書かれていたように
まき割りや煙突掃除など優雅さの裏には
大変な手間隙と労力がかかるとしりましたが
火の調整も大切なんですね。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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