毎年、蓮の花を見に行くお隣韮崎市の蓮池の近くで、井上康明先生の俳句講演会があり出かけてきた。
梅雨明け翌日の土曜日で、気温は上がったが空はすっきりと晴れていて、蓮の花が気持ちよさそうに咲いていた。
講演は、句会の進め方や”句座平等”の精神などから始まり、季節の移り変わりを体感し受け入れていくことなど、初心者にもわかりやすくていねいに基本からスタート。
なかでも特に印象に残ったのは、「俳句とは、挨拶である」というところだった。
そもそも俳句は、36句を会のひとりひとりが詠み継ぐ「連句」の初めに置かれた「発句」が始まりで、ゲストとして招かれた客人が「発句」する慣わしだったそうだ。
今日はお招きいただいてありがとうと、迎えてくれる人々への心遣い、礼儀を持って詠む。だから、「挨拶」なのだ。
そして、招いてもらったこの土地の今の季節はなんと素晴らしいことかと、季節から読み取ったものをお返しする気持ちを込める。それが俳句の始まり、基本にあるものだそうだ。
五月雨をあつめて早し最上川 芭蕉
この芭蕉の代表句も、招かれて詠んだ「発句」であり、その時点では「早し」ではなく「涼し」だったという。最上川から受けた五月雨の季節の印象を、その土地の人になった気持ちで詠んだ「涼し」には、「なんて素敵なところなんでしょう、いい季節ですね。お招きありがとう」そういう心遣いが込められていたというお話だった。
「挨拶」には、俳句には、読み手へ対する思いやりがなくてはならないと、それを聴いて気づいたのだった。
白蓮やはじけのこりて一二片 蛇笏
蓮の香や水をはなるる茎二寸 蕪村
金閣を泥に沈めて蓮咲けり 中村和弘
近くの蓮池では「~古代ハスを詠もう!~」穴山町俳句コンテストを開催中(7月27日まで)で、蓮の花を詠んだ例句も紹介してくださって、夏の季語「蓮の花」にも親しむことができ、いい時間を過ごさせてもらった。

蓮池へ行くのも、毎年のことになりました。
季語「蓮の花」。傍題に「白蓮(びゃくれん)」「白蓮(しろはす)」「紅蓮(べにはす)」「蓮華(れんげ)」「蓮池」などがあります。

今年は、去年よりもたくさん咲いていました。

古代ハス「大賀ハス」。発掘された2000年前の種をもとに研究者、大賀一郎博士が蘇らせたもので、種を発掘し花を咲かせることに成功した千葉市から譲り受けたものだそうです。

露出オーバー気味。葉っぱも眩しい。

季語に「蓮の浮葉」があります。

真ん中の穂は、「蒲(がま)」だそうです。夏の季語「蒲の穂」。句会のお友達に教えてもらいました。
蒲の穂の打ち合ふ薄き光かな 高田正子

大きなシオカラトンボが、飛び交っていました。
こんにちは。
蓮の花美しいですね。
わたしも公園のお堀に行かなくてはと思っていたところでした。
白い蓮も清楚できれいでしょうね。
俳句の講演会での様々な学び、いい時間を過ごされましたね。
俳句の意味合い、私もさえさんのブログで知ることができました。
そして、ちょうど今松尾芭蕉についての本を読み始めました。
建築士が描いた芭蕉の本です。
象潟や雨に西施がねぶの花 松尾芭蕉
象潟もいいところです。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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