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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

古都トレドを見下ろして

マドリード、アトーチャ駅から特急AVANTで約30分。一泊でトレドへ出かけた。じつに11年ぶりの再訪だ。

それでも、少しは覚えている。前回は、駅から町の中心街までの登りを30分近くかけて歩いた。

 

今回はもう若くないし、まずトレドの町全体が見渡せる山の上の方まで、タクシーに乗ろうと計画していた。

「パラドールから眺めた景色が、最高なんだ」

ペドロの写真館で偶然会った男性が、そう教えてくれた。

パラドールは、天望が人気の高級ホテル。パラドールまで行かずとも、その辺りには天望がいい「ミラドール」と呼ばれるスポットがいくつかある。

ところが、観光地だからだいじょうぶだと踏んでいたのにタクシーはいなかった。Uberで調べるも、呼べるタクシーはゼロ。

Googleマップで調べてバスに乗り、とりあえず中心街のソコドベール広場までいき、バスを乗り換え、ミラドールを目指した。

ミラドールへの巡回バスは、1時間に1本。着いたら何もない場所で1時間待たねばならないが、片道40分以上歩くよりはマシだ。

Googleさんの指定したバス停で降りると、そこはミラドールスポットから徒歩10分ほど登った場所だった。ミラドールを目指し、歩き始める。

「ミラドール、どこだろう」

「あの、下の方に見えるところじゃない?」

ふたり、顔を見合わせた。

「ここで、いいじゃん」

「ここで、いいね」

その名もなき天望スポットで、1時間近くのんびりとトレドの町を眺めたのだった。

気持ちいい! 大パノラマでした。ミラドールからじゃないけど(笑)

ちょっと、アップに。真ん中の塔が、トレド大聖堂。

向かって右側。箱庭みたい。雲がものすごい速度で流れていきました。

手前を流れるのは「タホ川」。「tajo川」は、ポルトガルでは「テージョ川」と呼ばれている同じ川。流れ着く先にある5年前に旅した「アレンテージョ」を思いました。

左側には、宿泊したホテルがあります。

少し歩いてミラドールへ。そこはバス停でもありました。Googleさん、どうしてこのバス停で降りるようにいわなかったの?

翌朝、ホテルの前の道から見た朝焼け。

右の丘の上が四角く見えるのが、天望で有名なホテル、パラドール。

昨日歩いたのは、あの辺かなと話ながら眺めました。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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