ベトナム法人スタッフのベトナム人の女性に、「ベトナム料理で、何がいちばん好き?」と訊くと「ブン・チャー」だと言う。聞きなれない名だ。
ふたりでスマホをスクロールしながら見ていくと、フォーと同じ米粉を使った細麺を、焼き肉や揚げ春巻きなどの具とミントや紫蘇やパクチーなどの野菜とともにニョクマムのタレにつけて食べる、まあ日本風にいうと「つけ麺」のようなものらしいとわかった。「ブン・チャー・ハノイ」に代表される北部発祥の料理で、具はまちまちだが、「ブン・チャー・ハノイ」の具は、焼肉とハンバーグが定番だそうだ。
今やどちらでも日々食べられているようだが。ハノイのある北部発祥料理は「フォー」や「ブン・チャー」で、ホーチミンのある南部発祥料理は「フー・ティウ」や「バイン・セオ」など。揚げ春巻きは北部、生春巻きは南部でよく食べられていたらしい。
日本から出張で来ている会社スタッフとベトナム法人のスタッフとでベトナム料理を食べに行ったときに、乾杯の掛け声が話題になった。
「モッ(1)ハイ(2)バー(3)ヨ」だと聞いていたのだが、北部では「モッ(1)ハイ(2)バー(3)ゾ」というそうだ。「1、2、3、ハイ」みたいなもので「ヨ」と「ゾ」は、意味を持たない掛け声らしいが、そこには北部と南部の対抗心のようなものがあるようにも感じられた。
どこか、日本と似ている。
縦に細長く伸びた土地。北と南との違いは、日本では東と西の違いと言われるもののようだ。人の性格も、ハノイは東京と通じるものがあり、ホーチミンは関西人と似たものを持つという。
「人間だもの」
と、相田みつをの言葉を引用したくなる。
まったく違う環境の国のなかに似たものを見つけるたびに親近感が湧き、どんどん好きになっていく自分を俯瞰していた。
スタンダードな「ブン・チャー・ハノイ」です。
つくねみたいな肉を、生春巻きの皮にブンと野菜と一緒に包むのもありました。
揚げ春巻きを一緒に食べる「ブン・チャー」も多いそうです。
「フー・ティウ」も、ブンのような細麺ですね。豚肉と野菜たっぷり。スープは、「フォー」とあんまり変わらないような。
「ゴイ・クオン」は、言わずと知れた生春巻きです。
ベトナム風お好み焼きとも言われる「バイン・セオ」です。どれも料理そのものの味は薄く、ニョクマムのつけダレが効いています。ミントやパクチー、ニラその他の野菜を一緒に食べるのもベトナム料理の特徴なんですよね。
☆ベトナムの旅レポは、ここれでおしまい。そのうちまた、訪れることになるでしょう。
さえさん、今日も暑いですね。
大阪は今日も35度超えていましたよ~(>_<)
ベトナムの旅、楽しく拝見していました。
特にホーチミンはまだ行った事がないので、興味津々でした。
懐かしい所では、フエの景色や、スコール・・・
私と友達もちょうど船の中でスコールがあがるのを待ち、紫のカッパも買いました。
パイン・ミーやフォー、生春巻き、スイカジュースも美味しかったので、何度となく飲みました。
ご主人のお仕事とはいえ、二人で一緒に自由に行けるっていいですね。
私もベトナムの記憶を思いがけず楽しめました。ありがとうです~
ユミさん
コメント、お待たせしてすみませんでした。
毎日暑いですね~
ホーチミン、楽しかったです♩
ユミさんは、ベトナム何度か行かれていたのでホーチミンも歩いたのかと思っていました。
フエに行ったんですね。フエ料理、ほんと美味しいですよね。ベトナムはほんと食べ物が美味しいのがいいですよね~♡
そしてスコール。ベトナム全土であるんでしょうか。紫のカッパを着て歩くユミさん、かっこいいなあ♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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