一周忌の後、施設の都合で義母と面会できなくなり、夫とふたり摩耶山までドライブした。気持ちのいい展望スポットがあるという。
「掬星台(きくせいだい)」という名のそこは、神戸を代表する夜景スポットで、日本三大夜景のひとつだそうだ。
神戸の街の光を星にたとえ、星を掬うことができるほど美しいと名づけられたのだろう。
夜には山梨の家に帰ったので夜景は見ることはできなかったけれど、青空の下青く海が広がる神戸の街を一望でき、思わず歓声を上げた。
「気持ちいい~!」
標高690mのその場所では、真夏日の晴天の下、肌に涼風を感じられた。
明野の我が家を思い出す、涼やかな風だ。
90m違うとはいえ、同じ標高600m台の場所が、こんなふうに展望スポットになっているのが不思議だった。
神戸の摩耶山に立ち、あらためて知る。里山に暮らしているのだと。
そして、あらためて思う。
神戸は、山と海に挟まれた美しい街なのだと。
「しあわせの村」で、従弟と子供たちとランチしました。一周忌の法要らしい綺麗な御膳で。
「ご自由にお持ち帰りください」とかかれていた鈴虫たちが、美しい音色を奏でていました。
すでにもらって家で飼っているという1年生男子が「ただなんやでー」と自慢げに言っていたのが関西人っぽくて可愛かった!
摩耶山の展望台から観た神戸の街。
カメラに収まらないパノラマで、気持ちよかった!
「掬星台」690mとありました。
摩耶ロープウェイの「星の駅」でもあるところです。
ロープウェイの2階展望台に上ると、また風景が違って見えました。
開放感も、さらに増していくような、空に近い空気を味わいました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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