甲府が39℃に達したと報じられた一昨日、エアコンがないリビング&キッチンは34℃くらいだっただろうか。
「茗荷はないけど、そうめんにしようか」
1分半茹でた手延べそうめんを流水で洗い、氷水を張ったガラスの器に放つ。
薬味は、葱と生姜。夫は、天かすも入れていた。
冷蔵庫から出したばかりのジャスミンティがぬるく感じる気温のなかで、しかしキンと冷えたそうめんはすっと喉を通り、いくらでも食べられた。
最期の2~3本を夫に譲り、けれど、わたしの方がたくさん食べたかも、と考える。
「そうめんってさ、どっちがたくさん食べたのかわからないところがいいよね」
そう言って笑うと、夫も同じような笑みを返した。彼も自分の方が多く食べたと思っていたのかもしれない。
家族ならではだ、と思う。
こうしてシェアして食事するシーンが、家庭以外では見られなくなっている。淋しいけれど、しかたのないことだ。
だからこそ、家族のなかでは大切にしたい文化でもある。
「餃子、ひとり8個分くらいだから」
ホットプレートで30個近くの餃子をいっぺんに焼き、娘と3人でつつく。
3人で完食したが、誰がどれだけ食べたかは謎である。
娘の友達にいただいた小豆島の手延べそうめん。真夏日に生き返りました。
ひとり、8個か9個分あった餃子。3人で完食しました。
最近の食卓から。栗原はるみのセロリの千切りサラダ。娘にレシピを聞かれました。
揚げ茄子ピリ辛ソースとこんにゃくの煮っころがし。
エッセイサークルの先輩にいただいたミニトマトで、パクチーたっぷりサラダ。夏野菜は、採りたてが美味しくてありがたいです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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