次回句会の兼題は「秋の雲」だが、台風一過の空には夏の雲、入道雲が湧いていた。
昨年の句会では、「雲の峰」が兼題にあったので、「夏の雲」と「夏の月」を調べてみた。
「夏の雲」「夏の月」は、どちらも夏の天文の季語。
犬抱けば犬の眼にある夏の雲 高柳重信
たしかに、犬抱けば犬の眼にあるなあと納得の句。それが真っ白な夏の雲だから余計にくっきりと犬の眼に浮かび上がるのだろう。
夏の雲朝からだるう見えにけり 一茶
朝からだるく見えるのは、心を映しているから。こんなに暑くちゃね。
あみもるる魚の光りや夏の月 闌更
幻想的な風景。月の光と海に光る魚との取り合わせが美しい。
なほ北に行く汽車とまり夏の月 中村汀女
夏の月に誘われて、さらに北へ行こうか。そんな気分にさせられたということか。
「夏の星」も『俳句歳時記・夏』の同じ天文のページにあった。「星涼し」「旱星(ひでりぼし)」などの傍題がある。
幕あひのごとき夕空星涼し 伊藤敬子
「夏の雲」の句は、白く大きな雲自体を描写した句が多く、「夏の月」「夏の星」は、他の物事を連想し取り合わせた句が多いように感じた。
それにしても、早く涼しくなってくれないものか。

八ヶ岳と南アルプス連峰の定点観測をしている明野町浅尾で。八ヶ岳は、雲のなか。

左(西)にスクロールしていくと、南アルプス連峰が。

鳳凰三山も、甲斐駒ヶ岳も、雲のなか。

台風一過の空は青く、明野も暑かった!

そしてもう、稲穂が垂れてきました。

こちらは、先週の夕刻。夏の月。と思ったけど、立秋過ぎると秋の月になるのかな?

夕焼け色と空色が混じった空でした。

これはこれで、風情がありますね。

彩瀬まるの『新しい星』の表紙を思い出しました。
おはようございます。
夏の雲の俳句、どれも感慨深いですね。
>犬抱けば犬の眼にある夏の雲 高柳重信
犬の目に夏の雲か~なんだか泣きそうになりました。
長女が赤ちゃんだった時、外で抱っこしたらつぶらな目に真っ青な夏雲が見えたことがあったのです。
愛おしい日々、愛犬の目に映った夏雲もきれいだったに違いありません。
美しい風景、明野町は素晴らしい。
暑かったなんて感じさせないすがすがしさです!
うっすらと焼けた空に葉っぱのシルエットが映る写真が大好きです。
刻々と変わる空の色と黒くなっていく葉の影、最高のショーですね。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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