月始め恒例、YasuoMaedaのlife is funカレンダー。2025年は、すべて2023年秋に旅したスペインの写真で構成されている。
12月は、アンダルシア地方の白い村フリヒリアナ。
『地球の歩き方』でも、紹介した村だ。
【山梨特派員スペインへ行く~2023秋〈その8〉アンダルシアの白い村~フリヒリアナ】
2年経ってみると、たぶんふたたび訪れることのない異国の小さな村なのだとも思えるが、最近ではスペイン一周ツアーに組み込まれるほどの人気だと聞いた。
旅した土地は、意味のない些細なことほど覚えていて、地下の駐車場は一方通行だったとか、ディナーを食べた店で、なぜか夫が「amigo(アミーゴ)」と呼ばれていたとか、あの道で紫色の花が咲いていたとか、どの店でも蠅が飛んでいたとか、それを村の人たちはギャグにして笑っていたとか、そんなあれこれがふわりと思い出せる。
海外の旅先を題材にした俳句は、なかなか詠めなかったのだが、フリヒリアナでは一句詠むことができた。
白壁を白く塗る村夏朝日
春のNHKの「さくら俳句大会」で家藤正人選佳作に入選した句だ。
白い壁を保つには、たびたび白く塗る必要があるのだろう。2度、白壁を白く塗る姿を目にした。2泊して、朝な夕なに散策したからこそ、見えてきた風景だったのだと思う。
観光で成り立っているフリヒリアナでは、観光客を歓迎する気持ちがそこここに溢れている。家々を花や陶器で飾るのもそうだ。そして、白壁を白く保つことも。
そこにある白い壁は、ずっと放っておいても白いわけじゃない。人の手が、人の気持ちが、そこにはあるのだと、フリヒリアナで知ったのだった。

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村の入口にあるホテルの窓から見た、フリヒリアナの旧市街。

白い家が建ち並ぶ細い路地を、ただただ歩きました。

photo by YasuoMaeda.
自宅の壁を、白いペンキで塗る女性。「Hola!」と明るく声をかけてくれました。

photo by YasuoMaeda.
こちらは塗装屋さんかな。早朝の散歩で出会った風景。
一番最後の写真、季節は違いますが、我が家のリフォーム風景を似ていて、とても親近感を持ちました。
だって、養生のために地面に敷いている毛布なのか、シーツなのか、汚れ具合までもそっくりです。
これはきっとペンキ屋さんですね。
それにしても皆さん競って白く白く塗りなおしているんですね。
自分の家だけ白くなかったら街並みに影響すると考えているのでしょうね。
さえさんの賞に選ばれた俳句も素敵です。
家藤さんは夏井いつきさんの御子息ですよね。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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