夫がベーコンをスモークしたので、それを使おうとカルボナーラの夕餉にした。
じつは、カルボナーラには苦手意識が強い。
遠い記憶でしか作ったこともなく、うまくいったことがない。
カルボナーラが苦手というより、パスタを茹で上げソースを和える時間がタイトなのが苦手。
チーズや卵黄は常温にしておくが、熱い生クリームと熱いパスタと和えても、どんどん冷める。皿も温めておくが、やはり冷めていく。その上、麺は伸びる。
早く、早く、と急き立てられる。
スピードを要することが、得意ではないのである。
だから、煮物やスープ、鍋、冷蔵庫にストックできるサラダやマリネを作りたくなる。そういう料理があると安心する。
そんな苦手だったカルボナーラは、思いのほか美味しくできた。
そう思ったひとつの要因には、還暦を過ぎ、以前のようにはテキパキできなくなっている自分を受け入れた、ということがある。
時間が経てば、パスタは冷めるし伸びる。
その時間をどう捉えるかは、自分次第なのだ。
肩ロース肉とバラ肉、2種類のスモークベーコン。
肩ロースを使って、作りました。
卵黄を混ぜると、黄色くなりました。さっぱり風味のカルボナーラでした。
翌日は、ふたたびクランベリー胡桃パンを焼いて。
肩ロースのベーコンでスペイン風オムレツ。
簡単野菜スープも、ベーコン入り。
まずはクランベリー胡桃パンおいしそうです!
甘いジャムをつけてもいいし、そのまま焼いて食べても美味しそう。
カルボナーラ・・・・この音の響きが好きです。
ナーラというところがのどかだな~といつも思うのです。
自家製ベーコンで作るカルボナーラ・・・・レストラン顔負けですね。
ほんわかしたクリーム色は春の色ですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。