ラムネを飲んだのは、いつ以来のことだろうか。
『地球の歩き方』の特派員ブログで、「富士山コーラ」「富士山サイダー」「富士山ラムネ」を紹介したのだが、記事をかくべく調べ物をしていて、思いもよらずラムネの秘密にたどり着いた。
昭和の風物詩でもあるラムネは、ビー玉で栓をするというなんともレトロな飲み物で、わたしも子どもの頃は好きだった。
そのラムネのビー玉。じつは「ビー玉」ではなかった。
では、何か。「A玉」である。
ラムネ工場で栓のガラス玉を作るとき、ラムネ用として使える規格のものを「A玉」、使えない大きさのものを「B玉」として玩具として販売したそうだ。
「A玉」じゃないものが「ビー玉」だったなんて。というか「ビー」が「B」だったなんて、ものの名前の奥深さを、ラムネとビー玉の歩いてきた道のりを、思い知らされた。
ちなみにラムネにガラス玉で栓をする方法は、イギリスで考え出されたそうだ。
「 ビー玉」の名前の由来は「ビードロ玉」という説もあるようだから、どこまでが真実なのかはわからないけれど。
紹介した「富士山コーラ」「富士山サイダー」「富士山ラムネ」です。
ラムネを開けるこのプラスチック製品は「玉押し」というんですね。これを調べていて、A玉にたどり着きました。
ビー玉が、いえ、A玉がカランカランと鳴る音に、涼を感じますね。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
時々出掛けると、ご当地のラムネとかサイダーとかありますね。
それ以外ではあまりラムネって見かけなくなりました。
おはじきは時々見るけれど、ビー玉もそう言えば観ていないかも・・・
ラムネにそんな逸話があったなんて・・・
使えない物がビー玉としてオモチャになったなんて、ビックリです。
有馬温泉の有馬サイダーも、宮古島の雪塩サイダーも、たしかラムネの瓶に入ってたと思います。
今度ラムネの瓶を見つけたら、取っておきたい気分になりました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。