片づけられない女である。
よく探し物をする。長い人生の何%の時間を探し物に費やしているのだろうかと、思い悩んだ時期もあったが、いまや過去形だ。探し物をしなくなっては、もうそれはわたしではなく、ほかの誰かになってしまう。
そんなわけで、お好み焼きを焼こうと日曜の夕方の相談がまとまったのだが、へらがひとつしかないことに気づいた。
「このあいだ、ピザ焼いたときに使ったよなあ」
いつも入れている抽斗のなかには、何度も探したが見当たらない。食器洗い機に紛れ込んだままになっていないか、下の抽斗に落ちていないか、キッチンに出したままシンクと同化していないか、果ては冷蔵庫のなかまで探した。
「なんで、ないのお?」
自分以外に犯人がいないのだから、八つ当たりもできない。
そこで、はたと気づいた。
このあいだ使ったばかり。だからいつもと違う場所にあるのではないか。気づかぬうちにそういう自己暗示をかけている可能性がある。
「本気出して、探すぞ!」
気合を入れていつもの抽斗を探すと、なんとへらがちゃんとそこにあるではないか。かくれんぼのように縦に立っていて見えにくくはなっていたが、最初から定位置にあったのだ。
わたしの場合、これがままあることなのだ。
ないかも知れないと思いながら探すとの、本気出して探すのでは、見つかる可能性はまったく違う。探し物は、どうか本気を出して探してほしい。
誰に言ってるのかって? もちろん、自分です。すみません。
お好み焼きは、豚バラをのせて焼くのが我が家風です。
切ってからソースやいろいろかけるのは、夫のこだわりです。

あさイチで観た隠し味を試してみました。桜海老を、砕いて入れるというもの。

お好み焼きだけではなく何でも美味しくなるとか。確かに美味しかった!
へら、っていうのがスタンダードなんでしょうか。
いただきものの黒ニンニクも焼いて食べました。プルーンみたいな味です。

残りで、出汁巻卵を焼きました。

ここでもへらが活躍。卵焼き器にぴったり。
隠し味って言うより、桜海老味の出汁巻卵になりました(笑)
私もよくありました。
仕事場で調理をしてる時、キッチンの引き出しを開けて、たとえば皮むき器を探そうと見ても見つからないんです。
ないない、って言いながら他を探していると、もう一人の相方さんが、同じ引き出しを覗くと「あるやん」っていう具合にちゃんとあるんです。
仕事場では、しまう時に自分以外の人が片づけるので、頭からここにあるって信用してないんでしょうね。
定位置にしまう、そしてしっかり見る、そうすれば防げるのかしらね~
「へら」が一般的だと思いますが、地元では「てこ」とも言います。
大阪人は、お好み焼きはへらで食べるのが常識なんて言いますが、うちはいつの間にかへらで切りかけて、お箸で食べたりしています。
っていうか、家ではそんなにたくさんへらがありません・・・(^^ゞ
ユミさん
そうなんです~探し物って、実は深いですよね~って、いつもちゃんとしていたら探さなくっても住むのかもですが(笑)
逆に子どもたちの探し物をするのは得意でした。行動が読めるっていうか。
へら、てこっていうんですね。。
うちで使っているのは、一人用の小さなものではなく、ひっくり返す用の大きなフライ返し的なものです。
だからふたつ、用意してあります。
もんじゃ焼きみたいに、ひとりずつてこで食べるのもいいですね~♩

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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