日曜日から、夫の故郷神戸に帰省していた。
退院した義母を新しく入居する施設へ送り、実家の整理をした。
前回、実家を整理したときには、手話教室のバザーにと新品の食器や衣類を送り、買い置きしてあったレトルトカレーや缶詰をフードバンクに持ち込んだけれど、今回は捨てるモノを選別する作業がほとんどだった。
わたし自身は暮らしたことのない家だけれど、夫にはわたしの知らないたくさんの記憶があるはずで、モノを見るたびに押し寄せてきたに違いない。
捨てる捨てないの判断は夫に委ねるしかなく、しかしそんなわたしでさえ、身体以上に気持ちがすっかり疲れてしまった。
早めに神戸空港に着き、搭乗口まえにある「赤レンガ倉庫CAFE」で、生ドリップ珈琲をアイスにしてもらい、ふたりぼんやりした。
「今回は、どの珈琲も美味しかったね」
ふと、思い返して言うと夫もうなずいた。
「たしかに」
JR三ノ宮駅構内にある「エスタシオンカフェ」のモーニング。
テイクアウトした「にしむら珈琲」のアイス珈琲。
サンキタ通りの「コメダ珈琲」のモーニング。
そして、この生ドリップ珈琲。
ホッとする珈琲タイムに助けられながら、ひとつひとつ、前へと歩いて行こう。
ホテルの窓から見た 錨山の錨形イルミネーションと、神戸市章をかたどった市章山のイルミネーション。ウクライナカラーに光っていました。非常口マークが映り込んで不思議な写真に。
1日目の朝食は、JR三ノ宮駅構内にある「エスタシオンカフェ」で。
モーニングは、プラス150円で焼き立てのふんわり卵焼きサンドが食べられます。
2日目は、三ノ宮サンキタ通りの「コメダ珈琲」で、アイスで、プレミアムコーヒー Sophia(ソフィア)を。
朝食無料セットのなかから、ローブパンと手作りたまごペーストをオーダーしました。
今回はテイクアウトしましたが、にしむら珈琲も美味しいんです。
神戸空港の搭乗口まえ「赤レンガ倉庫CAFE」の生ドリップ珈琲も美味しかった。向田邦子を読みながら、帰ってきました。
15色あるカラフルな機体が楽しいFDAで、松本空港へ。今回は、バイオレットでした。
神戸への帰省、お疲れさまでした。
お義母様、施設に移られたとのこと、一安心ですね。
親が年老いていく様子は誰もが通過しなければならないことですが、離れていると余計に心配になることでしょう。
神戸は降りたことのない場所、いつかゆっくり行ってみたい街なのですが、どんどん歩けるうちがいいな~とおもいつつ、現実は厳しくてね。
珈琲のおともに思い出トランプ、向田さんの本はほとんど読みました。
母よりもずっと年上なのに、52歳で飛行機事故で亡くなってしまったせいか、私の中では若いままで止まっています。
きれいの良い文章、大好きです。
こんにちわ
今頃は、また神戸への旅の支度をされているころでしょうか。
長旅の後、ご実家のかたづけ。ほっこりするでしょう。
感情が入るので、余計に気持ちが疲れる所がありますね。
お義母さま、お元気で過ごされることをお祈りしています。
珈琲が元気づけてくれた様子も手に取るようにわかりました。
エスタシオンカフェは姫路にもあり、新幹線の待ち時間に利用したことがあります。
神戸のお店はさすがおしゃれな感じがしますね。にしむら珈琲もいいお店ですよね。
若い時、友人との待ち合わせによく利用しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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