能登半島の旅では、香箱蟹(こうばこがに)なるものを初めて食べた。
石川県などの北陸地方で捕れる蟹で、11月~12月の短いあいだしか食べられないという。11月後半の旅だったが、富山でも、輪島の朝市でも、今日初めて入荷したと言っていたから、ひと月ほどしか出回らないのだろうか。
大好きだが、蟹はそうそう口に入るものではない。
それで、興味が湧く対象になり得なかったのだろう。
ずわい蟹、たらば蟹、毛蟹、花咲蟹など、名前は知っているが味の違いなどはよく知らない。
香箱蟹となるともう、聞いたこともなかった。
大きさは、ひとりで一杯食べられるほど小さく、卵がぎっしり入っている。
ずわい蟹の雌で、甲羅のなかと外に卵を抱え、蟹味噌が濃く味わい深いそうだ。卵を持つと身体が大きくならないので、ぎゅっと濃厚になるのだという。
名前の「香箱」は、香木などを納める香箱に入るほどの小ささだからとか、石川県の方言「こうばく」(小さい、可愛い、ちょっとませている)から来ているなど、諸説あるようだ。
漁獲される地域によって「セイコガニ」「こっぺがに」「親がに」など呼び名が違い、地域の人たちにむかしから親しまれてきたことがわかる。
ということで今回の能登半島の旅では、香箱蟹を計2.5杯食べ、この小さな蟹とかなり親しくなったのだった。

「出張輪島朝市」で購入した香箱蟹。3つ1,000円のところ、4つ入れてくれました。「持ってき、持ってき。氷入れとくからだいじょうぶ。ケンカにならないように4つね」と、元気なおばちゃんたちでした。
これが甲羅のなかの卵「外子」。ぎっしり。

「内子」&蟹味噌。食べるのに忙しくて、蟹の姿を撮るのを忘れました。

こちらも「出張輪島朝市」で「泉秀芳堂」のおばちゃんから購入した生原酒「宗玄」。

富山で買ったホタルイカの沖漬けも出して。

富山では、夫が学生時代登山の帰りによく立ち寄ったという「北の門」へ行きました。

その日、今年初めて入ったという香箱蟹を食べました。パセリにピントが合ってしまいましたが(笑)

ここでも、ホタルイカを食べました。海の幸、いいですよね。

市電を眺めながら、ぶらぶら夜道を歩きました。
カニが美味しそうですね。
年末スーパーにたくさんの冷凍ガニが並びますが、あまり美味しくないですね。
以前海苔を買ったことがあるお店から、このカニのおすすめが届いておりました。
どうしようかな~と迷っていたのですが、さえさんの美味しそうな画像を見てとても食べてみたくなりました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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