この夏は、「あかぶぞうくん」をしっかり楽しんでいる。
「あかぶぞうくん」とは、「フォレストサイド横森ぶどう園」のぶどうのことだ。
イメージキャラクターが、ぶどうを鼻で高く持ち上げた冠をかぶった赤い象「あかぶぞうくん」なのだ。
産直野菜が並ぶ「おいしい市場」へ買いに行くのだが、これがとてもわかりやすい。ほかのぶどう園のぶどうもたくさん並んでいるなかで、ひと際目立っている。
じつは、昨年は今年のように頻繁に買いに行くことはなかった。いつものスーパーと少し離れていて、わざわざ買いに車を飛ばすのは億劫だった。
それが俄然やる気(?)になったのは、ぶどうの季節の始まりにデラウェアを食べてからだ。
「美味しい」とひと言で表すのはもったいないほど、美味しかった。
デラウェアは、房から粒がぽろぽろ落ちるようなイメージを持っていたのだが、まったく違う。力を入れないとちぎれないほどしっかりしている。
みずみずしく、すっきりとさわやかな甘さが口のなかに広がる。
これは、違う。
そう実感した。(去年もそう思ったのかもしれないけれど、去年のことはなかなか覚えていられないお年頃になりました)
「あかぶぞうくん、買って来るね」
そう言って、ただそれだけを目指し「おいしい市場」へ車を走らせる日々である。
デラウェアから、始まって。
粒が硬めで、とってもジューシー!
サニードルチェは、デラウェアの粒を大きくした感じ。
ようやく巨峰の季節になりました。
夫が撮った写真で。酸味がたまらなくいい感じです。うーん、また行くから、待ってて! あかぶぞうくん。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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