きのう、手話教室のテキストにこうあった。
来週の日曜日は、もう12月よ。
信じられない! 今年も何もしないで終わっちゃう。
嗚呼! もう12月。
すでに30語ノミネートされた流行語大賞も、12月の声を聞いたらすぐに発表される。疑問に思う言葉もあったりするが、日本語のおもしろさや深さを感じることもあり、毎年楽しみにしている。
好き嫌いでいうと、「ONE TEAM(ワンチーム)」「4年に一度じゃない。一生に一度だ」などのラグビーワールドカップ関連が、好きだな。
さて。ペペペ日めくりカレンダーも、タコよんの重石なくしてはめくれないほど残り少なくなってきた。
最近、日本語っておもしろい! と思ったのは、「波にもまれる日」だ。
波が、めくる氏の肩を揉んでいる。普段から、海の上でも人の波にも揉まれる様子もないめくる氏の肩は、どうやら凝っていないようだ。
ひとつの言葉がまったく違う意味を持つ。それがおもしろく、くすっと笑ったり、なるほどと感心したりする。
空気を読むの「読む」だって、「閲覧」するだけではなく「読み込み」「解釈」したうえでの「行動」までが含まれる。ややこしい。
けれど、ややこしいからまた、おもしろい。
なーんて、のんびり日々カレンダーをめくっているうちに、今年も何もせず終わっちゃいそうだけど。
タコよんの毎日のお仕事は、これ。いつも、ありがとう。
本来のお仕事は、これなんですけれどね~
怒りを鎮める日? 錨を沈める日?
リアルな壁もあるけど、心の壁もあるよね。
空気を読むって言い回し、むかしからあったのかな?
肩は揉まれたいけど、波にもまれるのは、ねえ。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。