明日は、節分。「節分」は、冬の時候の季語になる。
今年はうるう年だが、節分は例年通り2月3日だそうだ。
『俳句歳時記・冬』から。
節分や海の町には海の鬼 矢島渚男
山の町には山の鬼がいるのだろうか。
この夜、寺社では邪気を追い払い春を迎える意味で追儺が行われる。
「追儺(ついな)」という言葉を初めて耳にしたが、鬼を追い払う豆まきをいうらしい。冬の行事の季語にもなっている。
傍題も多い。「鬼やらひ」「なやらひ」「豆撒」「豆打」「鬼打豆」「年の豆」「鬼は外」「福は内」「年男」など。
わがこゑののこれる耳や福は内 飯田蛇笏
同じく冬の行事の季語に、「柊木挿す」もある。
誰も来ぬ戸に柊木を挿しにけり 岸本尚毅
また、節分の晩に行われた「厄払」も行事の季語になっている。傍題は「厄落」「厄詣」「ふぐりおとし」など。
夜も白き雲浮いてをり厄落とし 森澄雄
節分は、二十四節気「大寒」のラストのラスト。
翌日「立春」を迎える、冬から春への橋を渡る瞬間を今か今かと待つ頃だ。
にぎやかに豆を撒き、鬼は外、福は内と声を上げ、厳冬のなか春を待つじれったい気持ちを、どうにか発散しようとしていたのかもしれない。
夫婦ふたりですが、一応豆まきをします。どん兵衛、節分バージョンが出ていたので、豆と一緒に買ってみました。
紅生姜のかき揚げは、後のせ。粉末スープは、先入れです。ややこしい。
うどんや蕎麦には、京七味と仁淀川の粉山椒をかけますが、粉山椒、去年は夏の猛暑で採れなかったとか。残念です。
これがね、美味しかった。ピリリと辛くて、普通のかき揚げバージョンより、さっぱりしてるかも。
こんにちは。
節分ばーしょんのどん兵衛は紅ショウガのかき揚げだったのですね!
私は時々かき揚げにみじん切りにした紅生姜を入れる時があります。
たまに食べるとさっぱりして美味しいです。
秋田は雪があるせいか、節分に撒く豆は殻付きピーナッツです。
最近雪委があまり降らなくなってもやっぱり同じ豆が売られています。
さえさんが準備した素朴な炒り大豆のお豆私も食べたくなりました。
明日豆撒きするのは母なんですよ、本人は嫌がっていますけどね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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