ひと月ほど前から、週に一回、手話教室に通い始めた。まだ、ほんの少ししかできないけれど、新しいことを覚えていくのは楽し...
続きを読む
今年はもう、雪が積もる心配はなさそうだ。一昨日降った雨も、やわらかく温かだった。三寒四温の温が増していくのを、日々感...
続きを読む
記憶というものは、気づかないような場所にトリガーポイントを持っている。例えば、夕暮れというにはまだ早い時刻、山並みを...
続きを読む
子ども達が幼い頃に暮らした川崎の街は、小さな子どもを持つ家庭が多かった。公園に子どもたちを連れていくと、母親同士他愛...
続きを読む
疲れたなあと思ったときには、すでに遅い。そう実感することが、増えた。眠っても眠っても身体が重いと感じていたら、朝方3...
続きを読む
東京で、急ぎの仕事があり、久しぶりにタクシーに乗った。急いでいたし、気も急いていた。赤信号で止まるたびにイライラした...
続きを読む
26歳の上の娘を見ていると、目が回りそうになる。あれをしていたかと思ったら、これ。こっちにいたかと思ったら、あっち。...
続きを読む
「小指の爪、ぼくの方が小さいって知らなかった」と、左手くん。「ほんと。比べてみたことなかったもんねえ」と、右手くん。...
続きを読む
何日か前のことだ。早朝6時半、エンジンをかけに外へ出ると朝焼けがきれいだった。まだ夜が明けきる前の空。夕焼けとはまた...
続きを読む
新宿で、久しぶりにデパ地下に寄った。知人に菓子折りを買うためだったが、バレンタイン直前のこの季節、チョコレートを食べ...
続きを読む
「どうも。右手くんです」「おひさです。左手くんです」「ふたり合わせて、両手!」「わわわ、おもしろくなーい!」右手くん...
続きを読む
末娘が都会へ出ていって、もうすぐ4年になる。この4年間、何度も訊かれた。「淋しいでしょう?」その答えは、ずっと変わら...
続きを読む
あ、今、数字の近くにいる。そう感じる瞬間が、周期的にやってくる。仕事が広告会社の経理なので、月ごとのルーティンがあり...
続きを読む
人は、「だんだんと」に誤魔化される。朝目覚めて、そう思った。夢を見たのである。バスに乗って、市役所のようなところに向...
続きを読む