日曜日。夫とフエ料理を食べに行った。
「フエ」は、ホーチミンの北、ビーチリゾートとして人気のある「ダナン」近くで、ベトナム最後の王朝、グエン朝が都を置いた古都だ。
米粉をふんだんに使った料理が多いのが特徴で、さっぱりしているらしい。初挑戦だが、行ってみようということになった。
海外ではどこの国でもそうだが、初めての料理は何を食べていいのか、何が美味しいのかがわからない。るるぶに載っていた『ナム・ヤオ』という店に行くことには決めたが、紹介文と1枚だけの写真を見てもよくわからない。もう一冊買ったララチッタホーチミンは、地図を見ていった店がことごとくその場所になく、もう当てにしていなかった。
ところが、そのララチッタの必食メニューに、るるぶの写真にある「ブン・ボー・フエ」と「バイン・ベオ」が載っていた。
「おーっ! これだ」
「これ持っていって、指さして頼もう」
ということになり、不安なく出かけた。
そのフエ料理が、夢のように美味しかったのだ。
「今まで食べたベトナム料理のなかで、いちばん好き!」
思わず、そう口からこぼれてしまったほど。
「ララチッタも、役に立ったね」
帰り道々夫に言うと、
「3人寄れば、何とやらだよ。情報はいくつも集めなくちゃ」
「だね。いくつものなかから、受け取る側が選んで役立てるものだもんね」
翌日からわたしの鞄のなかには、るるぶと一緒にララチッタの必食メニューが入ることとなったのだった。
「バイン・ベオ」専用小皿に米粉を溶いた生地を蒸しあげ、干し海老とねぎを散らした、フエ料理の定番。
ニョクマムをかけ、スプーンで剥がしながら食べます。
「ブン・ボー・フエ」も定番フエ料理。フォーよりスパイシー!
タピオカ粉ベースの米粉の生地に海老を入れて蒸した「バイン・ボー・ロック」お肉も入っていました。
あんかけ風の麺も美味しかった。
フエ料理の店『ナム・ヤオ』は、ベンタン市場近く。
ベンタン市場周辺では、ナイトマーケットでにぎわっていました。
こんにちわ。
35℃で、湿気も高くて、あの暑さを思い出しました。
ブン・ボー・フエ
フォーに比べると、濃い味で、スパイスがきつかったですね。
南へ行くほど、暑くて、パンチが利いているのかな~と思いました。
バイン・ぺオは、初めて見ました。
美味しそうですね~。日本と同じでお米の国。
米粉を生かしたお料理がよく出てきたな~と思い出しました。
マーケット。人々の活気が伝わってきますね。
ぱすさん
でしょう?湿気かなりあります。ホテルの部屋で洗濯もしたんですが、なかなか乾きません。
「ブン・ボー・フエ」
かなりパンチ効いてますよね。毎日だときついのかも知れませんが、とっても美味しく感じました。
「バイン・ベオ」も、フエ料理では、定番みたいです。
日本と同じでお米の国。ほんと、そうですねえ。
日本人に好まれるのも、根底に同じところがあるからなのかもね。
ナイトマーケット、おもしろかったです。このあとスコールがきて、慌ただしくテントの傘を伸ばしたり、店先のものを片づけたりする姿も、彼らにとっては日常なんだろうなと思いながら、慌ててタクシーを拾いました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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