先週は、ふたたび夫の実家、神戸へと帰省した。
今年に入って、もう6回目だろうか。義母を見舞い、実家の片づけをした。
炎天下、駅から実家までの道を歩くと、蝉時雨が降り注ぐ。
シャー、シャシャシャシャシャシャ。
「なにこの蝉の声。山梨の蝉とはまるで違うね」
「蝉も、関西弁なんやろ」
神戸の夏は、蒸し暑い。
これでもかというほどに汗をかき、実家をあとにして、三ノ宮で遅めのランチをした。
今回は焼き肉は食べられなかったけど、友人の店焼肉「松竹園」の暖簾をくぐる。
コロナ禍で平日の夜の営業を辞め、カフェ風ランチを始めたと聞いていた。
夫は迷わずがっつり系の「牛タンカツカレー」をオーダー。わたしはさっぱり系の「冷麺&キンパ」にする。大きな氷がごろりと入った冷麺は、とても美味しかった。
「これで帰ったら、夕飯カレーやったりしてな」
夫が、カレーを掬いながら、楽しそうに言う。
「だいじょうぶだよ。今夜は中華リクエストしておいたじゃん」
帰ったら、娘が夕飯を用意していることになっていた。
さて。帰宅して、夕食を囲む。
「なんか、これ、今日食べたような」
中華は中華でも、冷やし中華をリクエストしていたのだった。
ふたりとも疲れすぎていて、冷麺と冷やし中華が似ていることすら気づかなかったのである。
けれど娘が作った冷やし中華は、具がたっぷりで胡麻ダレで、おまけに餃子と蒸し鶏までついていて、まったりした夕餉に静かに疲れがとれていった。
三ノ宮の焼き肉「松竹園」は、バージョンアップしてカフェランチを始めていました。
夫は牛タンカツカレーでしたが、あまりの暑さに冷麺にしました。
チーズキンパとセットなのがうれしい。こっちは、熱々でした。
さっぱりしていて、つるつる食べられました。美味しかった。
疲れてすぎていて、冷やし中華の写真はありませんでした。
おはようございます
関西弁の蝉、笑っちゃいました!
その、しゃしゃしゃしゃ~の蝉の声が今朝はまた一段とにぎやかです!
ご友人の焼き肉店、平日はモーニングとランチに移行されたんですね。
冷麺とチーズキンパが美味しそうです!
韓国で食べた冷麺を思い出しました。梨が入っていました。
お義母さまも、お元気にされていますか。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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