外出から戻ると、玄関に大根が3本置いてあった。
ここにこうして置いていくのは、近所の農家さんだとわかる。ウッドデッキに置いていく農家さんもいる。ビニールに入れ、玄関の取っ手にひっかけていく家庭菜園をしている方もいる。越してきて18年目ともなると、置き方でどなたかわかるようになった。ありがたいことである。
大根は泥もついているが、大根よりもボリュームのある葉っぱがついていた。
夫が喜ぶな、と思う。彼は大根葉とジャコを胡麻油で炒めて味醂と醤油をひと回しし軽く煮たものが大好きなのだ。
葉っぱは刻んでから茹でこぼし、ジャコと合わせて炒める。大根の葉っぱの量が作るたびまちまちなので、味つけも味見をしながらになる。
「ちょっと薄いかな?」
白いご飯にのせて食べるには、薄味かも知れない。だが、酒の肴にはこのくらいの方がいいんじゃない? って言われるかも、と思い直す。
そう考えて、食べたとき、夫が何というかを考えながら、いつの間にか料理するようになっている自分に気づいた。
家庭の料理って、どちらか片方がキッチンに立っていても、こうして一緒に、その家の味を作っていくものなのだろう。
こんなふうに置いてありました。今年は大根が細いそうです。
白菜とブロッコリーもいただきました。白菜が小さいんじゃなくて、ブロッコリーが巨大なんです。茹でると、5株分はありました。
作るといつも喜んでくれる、大根葉とジャコの胡麻油炒め煮。きのうの
きのうの夕飯は、陸前高田から送ってもらった鰹のたたき。
それから、白菜の煮びたしと大根と鶏肉の煮物でした。
私もさえさんのご主人が好きな、大根葉とジャコの炒め煮が大好きなんです。
作り方も全くさえさんのご家庭と同じでした。
うちもお隣からお野菜などをいただく事があって、お隣の奥さんは、私が大根葉が好きな事を知っていて、大きい葉のをわざわざ選んでくれたりします。
スーパーで葉つき大根はなかなかないので、見つけた時には、葉っぱ目的で買います。
私の大根葉の炒め煮は、自分の好みで作るけれど、やっぱり我が家の味になっているんでしょうね。
ユミさん
わ~大根の葉っぱレシピ、おんなじですか?うれしいです♡
そして、コメント入れ違いですね~♡
特別なレシピじゃないけど、新鮮な大根の葉っぱがシャキシャキしてて、おいしいですよね♩
最近スーパーでも、地元産の有機野菜コーナーができたので、葉つき大根、見かけるようになりました。ビタミンも豊富みたいだし、需要も増えてるのかな~?
おんなじ味つけでも、たぶんユミさんのとわたしの、食べ比べたら違うんでしょうね~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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