今夜は、お好み焼きにしよう。
相談はまとまったのに、たまたま出かけた帰りに夫婦でスーパーに寄ったら、キャベツが消費税込みだと300円以上した。
「やめようか」
「青梗菜が安いから、クリーム煮にしようか」
ふたりともお好み焼きが大好きで、月に一度か二度は焼く。キャベツが高くて、お好み焼きをやめたのは初めてのことだ。
翌日、ピラティス帰り道、白根の道の駅でキャベツを見ると、税込230円。春キャベツというには硬く締まったものだったが、ぶじ、お好み焼きの夕餉となった。
スーパーの野菜売り場を見渡せば、300円する野菜が、普通に並んでいる。
今年は立春過ぎてから何度も雪が降ったり、急に冷え込んだりする朝も多く、桜の開花も予想がつかないほど遅れた。
ガソリンだって、多少の変動はあれど高いままだ。
農家さんもたいへんだろうなあと思いつつ、消費者の立場に立つと、安くて新鮮な野菜を求めてしまうのは、いたしかたないだろう。
ニュースでは、気候が落ちついて来たことから、今月後半には野菜の高値も落ちつくとのこと。
やわらかな春キャベツを存分に味わえるのは、もう少し先になりそうだ。
我が家のお好み焼きは、豚バラ肉後のせで焼くタイプです。
カリッと焼くのコツ。焼くのは夫だけど。
マヨネーズは、キューピーの350gバージョンの口だけとっておいて、使っています。
鰹節と青海苔をかけて。
雑然としているテーブルも、お好み焼きの日ならでは。
前日の青梗菜のクリーム煮。青梗菜は、100円でした。でも帆立缶を使っていて、ポイント5倍のときに買ってはいるけど、けっこう高価。いろいろ考えると、頭が痛くなります。
キャベツの残りで、八宝菜を作った日の夕餉です。ご飯は続くよ、どこまでも。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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