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シンガポールの旅〈5〉ナイト・サファリ

じつは、マレーバクが大好きだ。

憧れの動物で、いつか会いたいと思っていた。それが実現した。

シンガポールの「ナイト・サファリ」には、彼らがいるのである。

 

マレーバクは、白黒ツートンカラーで、ジャングルの湿地を好んで生息する草食動物。夜行性で、一見目立つようにも思えるツートンは、その大きな身体を隠す役割を果たしている。夜には白い部分しか見えず、天敵である虎などは、その姿を把握できないらしい。生息できる森の減少から、絶滅危惧種に指定されている。前足に4本、後ろ足には3本の指がある。体長は約2m。体重、約300㎏。巨大だ。

しかし、実際に目にしたマレーバクは、イメージしていたより、もっとずっと本当にじつに大きかった。

そして、なんとも愛らしかった。

だって、森のなかを自由に歩き回っている姿を間近で、触れられるほどのところで見られたのだから。

「マレーバク、ここ、歩いた」

帰りしな、わたしがすぐ左脇を指さすと、夫が言った。

「触らなかったの?」

そんなルール違反はしない。触れるほどすぐ隣を歩いていたマレーバクのぬくもりが、今もまだわたしのなかに残っている。それだけでじゅうぶんだ。

 

帰国してからも、彼ら(3匹歩いていた)の姿を思い出すと、温かな気持ちになる。落ち込んだときには、マレーバクを思い出せば、元気をチャージできそうだ。

「マレーバク、ここ、歩いた」

思い出すたびに夫に言っては、呆れられている。

「ナイト・サファリ」入口です。

全体地図。白がトラムコース。色つきの道が徒歩コース。

トラム乗り場。次々とトラムが出発しました。

ライオンくん。遠くを見つめ、まったりしていました。

重そうな身体のわりに動きが活発だった、犀さん。

そして、暗闇のなかをゆっくり歩いていたマレーバク。身体のラインがなんともいえない。キュート♡

夢を食べるといわれているのは、マレーバクではなく、中国に伝わる架空の動物だそうです。鼻は象、目はサイ、尻尾は牛、足は虎、身体は熊だとか。

徒歩コースで、ガラスの向こうにいたアルマジロ。

たたずまいが印象に残ったハイエナも、徒歩コースで眺めました。

 

☆「ナイト・サファリ」の旅レポになっていませんでしたね。

それはいづれ、『地球の歩き方』で紹介したいと思います。

シンガポールの旅レポは、これでおしまいです。

読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

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  1. hanamomo より:

    私のサファリ経験は宮崎だったかな?学生のころ一度だけ。
    特に動物好きではなかったから感動も少しでした。(笑)

    マレーバク私も好きです。
    このシルエットが和みますね。
    何となく安心感がある形、でもすばしっこいんですね。

  2. さえ より:

    >haamomoさん
    サファリ経験、あるんですね。宮崎にあるんですか。
    わたしは、これまでありませんでした。
    マレーバク、可愛いですよね。そうなんです。シルエットが和むんです。
    わたしが見たマレーバクは、ゆっくり地面を踏みしめるように歩いていました。じつはすばしっこいのかな?

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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