2年ほど前に植え足したクリスマスローズが、初めて花を咲かせた。
季節が終わり、安売りしていたときに買った株で、小さなポットに一枚だけ葉が出ていて「白」とだけかいてあったように記憶している。
白いクリスマスローズを、増やしたくて選んだはずだ。
その白い蕾が、2年越しでようやく花を開き、思わずほーっとため息をついた。
思いもよらず、八重だった。華やかで、とても可愛らしい。
隣りに植えたものは、濃く深いワインレッド。ハッとするような色だ。
こちらに関しては、何色を選んだのかすら忘れてしまっていた。
子供の頃、縁日で買ったメスのひよこが、ある朝「コケコッコー!」と鳴き、よく見ると赤いトサカを揺らしていた。そのときと似たような驚きがあった。
いや、ひよこと違って、クリスマスローズを売る方には、嘘も意図もないのだろうが。
昨年植えたスノーフレークも、花をつけるかまだわからないけれど、やわらかな緑色の芽を出している。
濃い紫のスミレも植えたけれど、土のなかで眠っている。芽を出すだろうか。
駐車場のグランドカバーにと、友人にすすめられたやたら強いというリッピアを植えたけれど、一面に広がるだろうか。
芽を出し、花開いてみないとわからない玉手箱が、庭にはたぶん、いくつもある。
白い八重のクリスマスローズ。
こちらも同じときに買ったものだと思います。濃いワインカラーでうれしい。
いちばん最初に植えたものは、夫がウォークイベントに参加していただいたものでした。
そのあと、少しずつ植え足しています。
トイレに、一輪だけ飾りました。
広いお庭にこんなにきれいに咲いているクリスマスローズ。
日向ぼっこをしているみたいでかわいいですね。
きっちと名前を付け鉢を並べているお宅がありますが、私は花の咲かせ方としては不自然で好きではないのです。
やっぱりこうして伸び伸びと土から芽を出し咲いている姿がいいなあ~と思います。
『庭の玉手箱』というブログの題が素敵ですね。
まだ春浅い我が家の庭からも少しずつ芽が出てきています。
今日の秋田は最高気温8度、まだちょっと寒いですがあの厳しい冬を思うといい季節になったな~としみじみ思います。
今、クリスマスローズの綺麗な姿が、あちこちで見かけますね。
白やピンクが多いけれど、濃いワインカラーも綺麗ですね。
さえさんのお庭、至る所に色々植わっていて、ほんとに玉手箱みたいですね。
いいな~、玉手箱。
楽しみですね。
私も枯れたと思っていた姫ウツギの木に新しい芽がいっぱい出てきたので、生命の力強さにちょっと感動しています。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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