先週から、冷え込んだ日の夜に薪ストーブを燃やし始めた。
薪を燃やしながら、ふと気づく。
「あ、薪運んでくるの、忘れてた」
毎年のことながら、半年以上空くと、いろいろ忘れる。このところ夫が運んでくれていたので、「薪を運ぶ」という工程自体、忘れてしまっていた。
「小人さんは、いないんだから」
自分自身に言い、笑う。
薪は、手で持ち運び込まなければ燃やせない。
空気が入るように小枝を組み、新聞紙に火をつけ、枝が燃え始め薪が温まり、ストーブの庫内も温まり、薪をくべれば燃えるようになるまで、ちょっとしたコツと時間が必要だ。
そんなふうにして薪ストーブに火を入れながら、小人さんについて考える。ここで言う小人さんとは、「誰も知らないところで、あるいは目立たぬところで働いている誰か」という意味だ。
毎日使っている電気だってガスだって水道だって、誰かがそれにかかわる仕事をしているから使えている。
家族のなかでは、たぶん誰もがそういう役回りをする場合があるはずで、たがいに目に見えない仕事をねぎらったりできればいいなと思う。たとえば薪を運んでくれた夫に感謝したりだとか。
薪を燃やす暮らしは、ふとした瞬間に、そんな当たり前のことを思い出させてくれる。
燃やし始めのまだ温まっていない薪ストーブくん。西陽がまぶしくて、カーテンを閉めて焚きました。
薪ストーブの右側の窓から見た風景。黄色く紅葉しているのは、うちの敷地内にある木だけど、何の木か不明です。
庭のドウダンツツジは、一か所だけが真っ赤になっていました。
温まってくると、熱伝導で温風機が回ります。
薪ストーブのある暮らし憧れます。
火の色が暖かですね。
黄葉している木はなんでしょう、いい景色ですね。
さえさんのお宅は小高い場所なのかな~と思いました。
こんなストーブがあれば ストーブ料理もできますね。
お豆を煮たり、カレーを作ったり、いいな~。
我が家はお湯も沸かせないストーブです。
ストーブはやっぱり焼き芋が作れないとだめですね。
hanamomoさん
薪ストーブの炎を見ていると、ホッとするというより、気持ちが浄化されていくような気分になることがあります。
ただ温まる暖房器具、道具ということ以外のものを楽しむ、今や贅沢品ですね。
黄色、きれいですよね。
そうなんです。標高600mの八ヶ岳が見える場所に家を建てました。今は前の土地の木が育って、少ししか見えなくなっちゃったんですが。
日の調節が難しくて、野菜スープやおでんは煮るんですが、カレーは焦げそうでやったことありません。焼き芋、美味しいですよね~♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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