4月。新年度が始まった。
『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、スタートは、町内のお寺の「えんにち」の告知記事。
息子と中学時代同級生だった歳若い副住職が、力を入れて取り組んでいる。
去年も遊びに行ったが、さらにパワーアップしているようだ。
取材するなか、「冷暖自知(れいだんじち)」という仏教の言葉を知った。
仏教辞典によれば、「水の冷たさ、火の熱さは自ら触れて初めてわかる。同様に、さとりは人から教えられるものではなく、実際に体得するより他にない」という意味だそうだ。
あたりまえのことだけれど、体感、体験しなくてはわからないことは数々ある。
言葉で聞いたり、ネットで見たりして、知ったつもりになっていることもまた多い。
最近、俳句を読み、そして詠んで、思う。
実体験があるとないとでは、言葉の重み深みが違ってくる。表現の仕方もたぶん大きく変わる。
”さとり”は開けそうにないけれど、水の冷たさと火の熱さを知る人でいたい。
これぞ”里山のお寺”という雰囲気の「浄居寺」。
睡蓮の季節の写真です。photo by YasuoMaeda
この気持ちのいい境内で、「えんにち」が開かれます。photo by YasuoMaeda
いい天気になるといいね、ワンこ。photo by YasuoMaeda
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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