庭の小紫が、色づいている。
枝先の実は、まだシャインマスカットのような若い緑だが、枝の根もとの実は濃い紫色に染まってきた。
学名のCallicarpa(カリカルパ)は、ギリシャ語で「callos(美しい)+carpos(果実)」=「美しい実」というシンプルな名だそうだ。
先日、手話サークルの友人がつけていたストールが、色づく途中でまだ透明感の残った小紫のような色でとても素敵だった。
「紫のなかでも、好きな色合いなの」
褒めるとそう返ってきて、うれしくなる。
「わたしも!」
「同じ色のなかでも、好きな色味ってあるよね」
「あるある」
もう10年以上つけているアメジストのペンダントの色が、ちょうど同じような色合いなのだ。去年は同じ色味のコーデュロイのスカートを合わせてよくはいていた。
小紫は光沢のある紫を、わたしたちが魅かれるグラデーションポイントを通過しながら、少しづつ色味を変えていく。
まだ先の方は、緑色ですが枝の根もとから色づいています。
トイレの窓にアイビーと飾りました。おもちゃの葡萄みたい。
トイレのカレンダーの10月は、真っ赤な椅子。
YasuoMaedaのカレンダーは、イタリアはシチリアのパレルモ。
ペペペ日めくりカレンダーは、7月に1か月ホームステイしていたメアリーに会いにオーストラリアへ。
お気に入りのペンダント。若手作家さんの手作り品。露店で買ったもので、高価なものではありません。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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