庭で採れたという立派なウドを、たくさんいただいた。
「春の皿には苦みを盛れ」という。
冬のあいだに溜まった脂肪や毒素を身体の外へ出し、冬眠のごとく眠っていた身体を目覚めさせる効果があるらしい。
毎日少しずついろいろ料理して、ウド三昧週間を送った。
葉の天麩羅。王道の辛子酢味噌和え。皮のきんぴら。
葉のチーズフリット。刻んでさらして、サラダのようにドレッシングで和えて。パスタも楽しんだ。
なかでも大ヒットだったのは、ネットレシピを参考にした帆立缶との煮物だった。
皮を剥いて乱切りにしたウドをしばらくさらし、帆立缶(汁ごと)と薄めの白だしで20分くらい煮るだけ。とろけるようなやわらかさのなかに、しっかりとウド特有のほろ苦い風味が残っていて、まるで「酒の肴にどうぞ」と言っているかのよう。
じつは春に罹りやすいという腰痛に悩まされているのだが、冬のあいだに溜まった毒素はウド三昧ですっかりデトックスされただろう。ウドを味わいつつ、回復を待つ日々である。
わ~い、いっぱい! うれしい。
まずは、天麩羅に。
生で辛子酢味噌和えも。
皮はきんぴらに。
これがご飯に、美味しい。
白だしで味つけした帆立缶との煮物。地味だけど、絶品でした。
チーズフリットにも挑戦しました。
ごまわさびドレッシングで和えれば洋風になります。
ウドと海老のクリームパスタも作りました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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