庭仕事をしていて、蜂に刺された。
なんと、30年ぶりである。
30年前に左手の薬指を蜂に刺され、結婚指輪を切った話は、家族や友人のあいだで知れ渡っている。今度は背中だった。
それから30年も、刺されずにいたことの方が不思議だったのかもしれない。なにしろ多くの蜂が生息する場所で暮らしているのだから。
軒下にキイロスズメバチの巣をかけられたのだって、一度や二度じゃない。
刺されたのが二度目ということもありアナフィラキシーショックを警戒したが、だいじょうぶだった。
自分でも意外だったのは、案外落ち着いたものだと自分自身を静かに俯瞰していたことだ。
経験値を積んでいたということに、なるのだろうか。たしかに、治療のための道具はある。
ともに庭仕事をしていた夫が、ポイズンリムーバーですぐに毒を吸い出してくれた。一度目の時に購入した”毒吸い”だ。
シャワーを浴び、消毒し、虫刺されの薬を塗ってもらう。
できることは、それだけだと知ってもいる。
一度目のときに、医者に言われた。
「痒み止めを塗るほか、もうできることはない」
あとは、しばらく痒みを我慢するだけのこと。
知っている、ということが経験値なのかもしれない。
今回は、きちんと毒を吸ってもらったおかげで、痒みも腫れもそれほどではないので、どうぞご心配なく。
作業していたのは、桔梗の近く。白い桔梗も咲きました。
紫の桔梗しか植えていないんですが、3年ほどまえから白と紫が混ざった色が咲くようになりました。
ヤマボウシは、実を生らせています。
栗の木。
青い栗が、たわわに実っています。
大変でしたね!
黄色スズメバチ・・・・聞いただけで怖気づいてしまいます。
でも対処が早くてよかったですね。
人間の方がかなり大きいけど、小さな昆虫に悪さされますね。
かゆみ強いですか?
我が家には一年中アレルギーのかゆみの強い夫がいますので。
かゆみは痛みと同じくらいのストレスがあるようです。
栗の青いイガが秋を感じさせますね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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