台風が通過したきのう、山梨に向かうべく東京駅を歩いていた。
台風の影響で中央線が半日運休したため、混んでいる。切符はとれたが、ため息が出るほどの人混みだった。
時間に余裕を持たせていたためか、わたしのパーソナルスペースが広いためか、エスカレーターに乗ろうと並んでいると、右から左から人が割り込んでくる。エスカレーターに並ぶ際には、きちんとした列にはならず一列で乗るところに二列並んでいる場合もあり、それが行儀よく交互に譲り合うなどということにはならない。あまり譲ってばかりいても後ろに並んでいる人に悪いし、普通に進みたいのだがうまくいかない。車だったらクラクションを鳴らされているパターンだ。
ようやくエスカレーターに乗ったとき、気持ちはささくれだっていた。
みんながみんな急用があるわけじゃないだろうに、どうしてこう、先を急ぐ人だらけなんだ。殺気だって割り込んでまで。嫌になる。
そんなふうに考えながら、ふと前に乗った女性のバッグに下がっていたストラップに目を留めた。わたしの鞄のなかに入っているケータイにつけたはりねずみのマスコットと同じだったのだ。
「おや。仲間がいるよ、スローリー」
声には出さず、鞄のなかのはりねずみに語りかける。
そう。彼の名は「スローリー」(ゆっくり)。手袋の「ハリー」(早く)と真逆の名前にしようと思いつき、つけた名だ。
心のなかでスローリーと唱えた途端、ささくれだった気持ちは、すっと棘を失くし丸くなっていった。
「ゆっくりいこうよ」
2匹のはりねずみは、急ぎ足の人間たちを見て、そう思っていただろうか。
最近ケータイストラップにしている、スローリーです。
新しく増えた仲間を紹介します。手のツボ押しの瀬戸物。
従姉にいただいたリサ・ヨハンナ・ラーソンのハンカチーフ。
夫の従弟夫婦にいただいて、ソルトとペッパーには仲間が増えました。
鏡のなかのモデルは、ぼくだよ。多治見陶器市で出会ったはりねずみくん。
ポーチとメモパッドも。以前紹介したはりねずみグッズは → こちら
なんてブログをかいていたら友人からマスキングテープが届きました。リボンいっぱいつけた女の子のはりねずみ♡何に使おうかな。
ほんとに最近、はりねずみがデザインされたグッズをよく見かけるようになりました。
こんなにブームがくるなんて、さえさん、先見の明がありますね~
リサ・ラーソンのはりねずみの同じデザインの豆皿を、持っています。
雑誌の付録だったんですが、広告を見て可愛かったので、すぐに本屋さんに駆け込みましたよ。
はりねずみの可愛さに遅まきながら気づいていている自分が新鮮です。(笑)
といっても、豆皿一つしか持ってないんですけどね。(^^ゞ
ユミさん
リサ・ラーソンの豆皿、以前ブログでお見かけしましたよ~可愛いなって思いつつ、コメントしそびれてしまいました。
付録だったんですねえ。雑貨屋さんとかでも見ないなあって思っていたんです。
ほんと、こんなにブームがくるなんて、びっくりです。
今日も、友人が送ってくれたハリネズミの本を載せました。
写真見てるだけで癒されます~♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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