新しい年を迎える前にと、お香と匂い袋をネットで頼んだ。
京都の友人が以前案内してくれた「松栄堂」のもので、義母も気に入って使っている「誰が袖」という匂いの匂い袋は、車用だ。
お香は気分転換に焚いたり、トイレ掃除のあとに焚いたりする。
白檀の香りが咳にいいと知り、それを選んだ。
さて。ネットでの買い物は、当然だが手に取って選ぶということができない。匂い袋の匂いは知っていたが、袋の色や柄はおまかせだった。
箱を開けると、思いもよらず明るい赤が目に飛び込んできた。
これまで使っていたものが白だったからなのか、白いものが届くとばかり思っていた。匂い袋の色柄はバラエティ豊かだと知っていたというのに。
その明るい赤を見て意表を突かれ、不意に涙がこぼれそうになり、気づく。
「あ、疲れてたんだ、わたし」
赤い色がこんなに沁みるほどに、あれもこれもと抱え込んでいたのだ。
ひとしきり小花模様の朱色に近い赤を眺め、匂いを楽しみ、車に乗せた。気持ちはすっかりリセットしていた。
お香は、白檀の香り。
気持ちがパッと明るくなるような赤でした。
これまで使っていた匂い袋は、トイレのポプリポットに入れました。
トイレ掃除のあとにお香を焚くのが習慣なんですが、箱を開けたばかりのお香は焚かなくても香りますね。
窓には、庭の南天を飾りました。
匂い袋を車に置くって、いい考えですね。
匂い袋はタンスの引き出しに入れるくらいしか思いつかなかったし、
車には吊り下げる芳香剤や、ファブリーズを使っていたので、
匂い袋の自然な香りは、運転中の癒しにもなりそうですね。
それに赤は元気をもらえるパワーカラーですもんね。
さえさん、お疲れ大丈夫ですか?
年末はただでさえ、気忙しい時期ですね。
お母様も、母娘の間だからこそ、言えるんですよ。
トイレの陶器のポプリポット、素敵です!(^_-)-☆
「松栄堂」の匂い袋とお香は、私もいくつか持っています。
箱も、きれいで、箪笥に忍ばせたり、時が経ち香りが薄らいでも、ほのかに香っているような気分になります。
さえさんの小花模様の匂い袋、可愛いですね。
白檀の香りも好きです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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