集中してペンキ塗りをしていると、部屋に入ってからも、壁や天井の木目が際立って見えてくる。
いつもは、背景としてしか見ていなかったものが、突如主役として立ち上がったという感じだ。
それだけ、壁板をしっかり見ながら作業している、ということでもある。
木の家だから当たり前だが、部屋中に木目がある。
そして人間には、3つの点を見ると顔に見えるという習性がある。
外敵である動物から身を守るために素早く敵の顔を認識すべく脳に組み込まれていった「シュミラクラ現象」だ。
だからか、木目が顔に見えてきてしょうがない。
部屋にいて、あっちこっちの顔が、目が、こちらを見ている感覚に陥る。
それだけ、普段はぼーっとして気にも留めていなかった、ということでもある。
木目たちに見守られつつ、ペンキ塗りな日々は続く。
まだまだ、完全工事中状態です。
二度塗り完了の面。
一度塗って、これから二度塗りする面。
昨日は冷え込んで、雨上がりの八ヶ岳が美しかった。
道路から見た南アルプス連峰の鳳凰三山。
桜の赤い紅葉も、ほとんど落ちました。
見て見て、と誘ってくる部屋の壁の木目たち。
天井にもいっぱい。3つある梁の木目は、顔のよう。よく見ると天井にも顔がいっぱい。
こんばんは。
寒くなりましたね。
でもそちらはいいお天気ですね。
外壁のペンキ塗りですか?
もしかしてご自分で塗っているのですか?
我が家も外壁が木なので塗らなければと思いつつ一度も塗っておりません。
足場代が大きいですよね。
さえさんのお宅は中も木なのですね。
我が家は壁は途中まで杉材ですが、その上はクロス張りです。
きれいに乾くといいですね!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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