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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

5月の句会~更衣・新茶

5月の句会の兼題は、夏の季語「更衣(ころもがえ)」「新茶」

 

「更衣」には、1年の流れがあるという。

綿入れ 11月~4月 → 袷(あわせ)5月 → 単衣(ひとえ)6月~8月〈羅(うすもの)浴衣 7、8月〉 →袷(あわせ)10月 → 綿入れ 11月~4月

着物を着ていた頃の言葉のようだ。子季語に「衣更ふ(ころもかう)」がある。

4月1日を「綿貫(わたぬき)」というのも、ここから来ているのだろう。

だが現代では、6月1日が衣替え。それで夏の季語になったのかもしれない。

10月の更衣は「後の更衣」「秋の更衣」という。

「更衣」の例句は、こちら。衣替えのたび新聞などにも載る有名な句だそうだ。

越後屋に衣さく音更衣  其角(きかく)

布を裂く音が、聞こえてきそうである。

 

「新茶」は、子季語に「走り茶」「古茶」がある。

「新茶摘む」は、ありかなしか、というところで賛否両論があったとか。

「摘むときには茶葉であり、新茶ではない」という意見と「その年の茶葉を摘むとき、新茶と表現してもよいのではないか」という意見と。

「新茶」の例句。

走り茶の針のこぼれの二三本  石田克彦

わたしの句は、こちら。

しずく愛で新茶淹れたる友卒寿

濃厚すぎるとの評をいただいた。先生が手直ししてくださった。

しずく愛で新茶淹れたる友があり

下五に「友」「卒寿」は、盛り込みすぎ、とのことだったので全体のバランスを考えて詠み直してみた。

新茶汲む卒寿の友の細き指

出席者15人の句を見ていくなかで、「季語が生きている」「季語が弱まってしまう」「季語が動かせるか」など季語に関するもののほか、「目に見えるよう」「具体的なところがよい」「色が見える」「白と言わずに白の輝きを連想させている」など、視覚に訴えることの大切さを学んだ句会だった。

 

6月の兼題は、「梅雨」「ビール」

愛するビールを、さて、どう詠もうか。

今シーズン購入したブラウス。神戸で。

更衣シーズンですね。でも、明野はまだ寒い日もあるかな。一度仕舞った洗面所の電気ストーブ、先週もう一度出しました。

くすんだイエローのパンツと、「青磁」と表示のあったカーディガンの組み合わせが気に入っています。シャツは、無印の七分袖。洗いざらしのまま着られるのが楽ちんです。

卒寿の友に教えていただいた狭山茶を、毎日楽しんでいます。

新茶じゃないけど、走り茶の句を思わせる茶葉。

まだまだ、朝の熱いお茶、美味しいですよね。

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  1. ぱす より:

    こんにちわ♪
    最近、肌寒かったり、初夏のように汗ばんだり、着るものの調整に悩みますね。
    神戸で見つけられたブラウスは、可憐でとても素敵ですね!♪
    小花柄って、永遠に可愛さと気品がありますよね。

    無印のシャツも洗いざらしで、ワイドパンツとカーデのコーデ。
    私の好きなコーデですよ♪

  2. さえ より:

    >ぱすさん
    こんにちは~♩
    ほんと、朝何着ていこうって、出かける日は悩みますよね。
    重ね着して、調節するのがいちばんいいってわかっているんですが、それがなかなか難しい。
    神戸で見つけたブラウス、とても気に入っています。ありがとう(^_-)-☆
    小花柄でもやさしいモノクロだったので、迷わず決めました。
    コーデ、ぱすさんも好きといってもらってうれしいです~出かけるのに自信がつきました♡
    アラ還、たまにこれでいいのか? とはたと思ったりもしますよね。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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