夫であるYasuoMaedaのlife is funカレンダー、9月は、台北近郊の町、九份(ジュウフェン)にほど近い港町、基隆(ジーロン)。2016年に旅した町だ。
ジーロンは、台北から北東へ約30kmに位置する港町。観光地というよりは、貿易・物流の重要拠点だそうだ。
ちょうど今週、『らんまん』で万太郎が訪れた港町でもある。
基隆を「キールン」と放送されていたのは英語表記が「Keelung」だからなのだが、現地では「Jīlóng(ジーロン)」と呼ばれていた。
ジーロンといえば、暑い土地ならではの熱気のような空気感を思い出す。
黄色い提灯。ところ狭しと並んだ露店のような食べ物屋。山と積まれた揚げ物。独特のスパイス漂う食材の匂い。人々の大らかな笑顔。ゆっくりと歩く旅人たち。
思い返すと、のんびりとした町だった。
その日の午前中に歩いたジュウフェンは一大観光地で、人も多く活気もにぎわいも違っていた。観光地ならではの、ここは見逃せないという晴れやかな緊張が歩く人それぞれにあり、店を出す人たちにもそれに相対する気合いを感じられた。
そのすぐあとだったこともあり、ジーロンののんびりした雰囲気にホッと肩の力が抜けたのだった。
台湾では外食が安価なせいか、家で食事を作る習慣がなく、子育てもおじいちゃん、おばあちゃんがするのがスタンダードで、「お母さん = 主婦」という概念がないのだと旅のあいだに知った。
もしかしたら、旅行者よりジーロン港で働く人たちが露店や夜市で食事することの方が多いのかもしれない。
カレンダーのなかの調理する女性も、たぶん家族のために働いているのだろう。
牡蠣(たぶん)を焼いている女性。右側には隣の洋品店のマネキンが写っています。ひしめくように立ち並んだ商店街の一角です。
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黄色い提灯が特徴的なジーロンの町。
土地の守護神として中国・唐代の将軍を祀っているらしいです。
海老のすり身が入ったうどん。ジーロン名物「鼎邊銼(ティアンピンソー)」という麺が美味しいと聞き、行きました。
すぐにできて、なにしろ安い。もちろん美味しかった。麺は細くなくて四角いのが、くるんと丸まっていました。
揚げ物屋さん。お惣菜を見て歩くだけで楽しかった。
トイレその1、日比谷花壇のカレンダー、テーマは「shadow」影。
トイレその2、モネは「ルーアン大聖堂、扉口とアルバール塔、溢れる陽光」です。
モネは〈ルーアン大聖堂〉を1892年~1893年に集中し33点描いていて、どれも扉口と左側の塔をやや斜めから捉えた同じ構図をしているそうです。
朝、昼、夕暮れどき、日没後、晴れた日、曇りの日。
それぞれに違う光に照らされたルーアン大聖堂を、描き続けていたんですね。
台湾の牡蠣を焼くおばさん、生命力を感じます。
とてもいい写真ですね。
旅に出て最初に行く場所が市場という友人がいます。
土地の物を胃袋で感じられるからだそうです。
ジーロンのうどん、美味しそう。
最近私はお昼にフォーを食べたりします。
冷凍にしている海老を2~3尾入れるだけですすごく美味しいだしが出ます。
この麵もきっと美味しかったでしょうね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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