夫であるYasuoMaedaのlife is funカレンダー、11月の舞台は、イタリア、シチリア島のパレルモ。2016年12月に旅した。
当時のブログにもかいているが、まったく知らなかったけれど、パレルモはアートの街だった。
カレンダーで笑顔を向けている彼は、オーストリア人のアーティストだ。
キャプションにもあるが、
「パレルモは、美しい街だ。何しろ人があったかい。たった4日しかいないのかい? 4カ月だって足りないよ。ここで仕事を探して暮らしたほうがいい」
そういって、笑っていた。
ほかにパレルモで思い出すのは、「ソードフィッシュ」。
着いたばかりのとき、タクシーの運転手さんが教えてくれた「パレルモの美味しいもの」の名前だ。
市場で魚屋さんが教えてくれたのは、イタリア語では「spada(スパーダ)」メカジキ。たしかに刀を持った魚だった。
そして、「小さなオレンジ」を意味するライスコロッケ「アランチーニ」。
コロッケに「小さなオレンジ」と名付けるとは、と驚いたものだ。
「内臓バーガー(パニーノ・コン・ミルツァ)」のダイナミックさにも驚かされた。牛の脾臓と肺をじっくり煮込み、ラードで炒めてパンにそれだけを挟んだパニーニだ。
こう並べてみると、アートの街パレルモにしてやはり記憶は食に勝るものなしか。舌の記憶は、脳への働きかけの強さが違うようだ。
幾種類もの優しい色が組み合わさっている1枚。彼の笑顔がいいなあ。
YasuoMaedaのホームページはこちら【life is fun】
オーストリアから来たアーティストが描いた壁画。
レストランの黒板メニューにあったスパーダのイラスト。
ソードフィッシュの正体、メカジキ。海外の「刀」は日本のとは違いフェンシングの剣のイメージなのかな。魚屋さんも、アートな並べ方。
日本ではたぶん流行らないであろう「内臓バーガー」。
3つ並んだクーポラが特徴の「サン・カタルド教会」も、インパクトありました。
トイレのカレンダーその1、日比谷花壇のテーマは「gratitude」感謝。
その2モネのカレンダーは「サン・ジョルジョ・マッジョーレ、黄昏」。
1908年、初めてヴェネツィアを訪れたモネは、水の都に魅了され、夫婦で約2か月滞在して、37点の絵を描いたそうです。
この絵は、島のほとんどが修道院になっているサン・ジョルジョ・マッジョーレ島を描いた連作のうちのひとつ。
モネは、「この島の夕陽は、世界で最も素晴らしい夕陽」だといい、日々妻とゴンドラを楽しんだといいます。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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