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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

藍色の器

金継ぎしていた器が、3つ仕上がった。

色違いのサラダボールが2つと、藍色の平たい鉢だ。

鉢は、大鉢と言うには小さめだが、中鉢と言うには大きめ。その大きさにも重宝する鉢である。

金継ぎはそうそう簡単ではなく、指も思うように動かず筆も震え、回数を重ねても覚えられないことの多さに落ち込む。

 

そんな気持ちで、久しぶりに手にとった藍色の器をじっと見ていたら、果てしもなく深いところに吸い込まれていくような感覚に陥った。

海だろうか。それとも、宇宙?

藍色が、植物の藍で染めた色だと言うことは知っている。

焼き物の色はよく知らないけれど、やはり藍の灰を釉薬に使ったものもあるそうだ。

色を作るという工程は、わたしには想像もつかない。

ただ、やわらかく深い藍の器は、胸の奥のざわついた波にそっと寄り添い、いつしか静めてくれていた。

この3つを、銀で仕上げました。

多治見の陶器市で見初めた器。

色違いが、仲良く欠けていました。

こちらは、東京の合羽橋で、夫と見初めました。

見つめるうちに吸い込まれていくような深い藍色です。

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  1. ぱす より:

    こんばんわ
    金継ぎの器、味わい深い色合いと風合いですね。好みです!
    銀色なんとも、よく合いますね。
    前にもコメントしたかもですが、私も金継ぎ体験ありです。
    あの教室では、金色一手だったのですが、器に合わせて色が選択できたら、いいのになあとさえさんの器を拝見して思いました。白地の器には金は浮きます。
    でも、そんなものかと毎日のように、そのスープカップを愛用しています。

    器を見るたびに、求められたかの地のことも思い出されることでしょう。
    私もそうです。その思い出だけは色褪せませんね。

  2. さえ より:

    >ぱすさん
    おはようございます。
    藍色の器、いいでしょう?
    欠けて落ち込んでいたので、上手ではありませんがまた使えてうれしいです。
    ぱすさん、金継ぎしてるってブログでかかれていましたね。
    金一色だったんですか。
    わたしの通う教室では、金銀いろいろな色漆などとても自由です。
    大切に使われているスープカップ、幸せですね。
    買った土地、よく思い出します。旅すると気に入ったものを探すのがまた楽しみ。なかなか旅も難しいですが、今年は楽しめるといいな。

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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