週末、夫が麻婆豆腐を作ってくれた。
麻婆豆腐は彼の得意料理で、わたしが作っていたクックドゥの麻婆とはまるで違う。
麻婆豆腐用にと、豆豉醬を買っていたことからもわかるように本格的だ。
花椒や豆板醤、辣油なども使い、合挽きで作る。豆腐も別鍋で温めてから入れる。椎茸、エノキ、白菜、ニラなども加える豪華版。
以前は、サイドメニューだった麻婆豆腐も、こうなるとメイン料理である。
最初、なぜ麻婆豆腐? と疑問に思った。
がっつり肉系や、こだわりカレーが男の料理っぽいという先入観があったのかもしれない。
そしてたぶん、わたしはこれまで本当に美味しい麻婆豆腐を食べてこなかったのだと思う。だから、麻婆豆腐にここまで肩入れするという発想すらなかったのだ。
男の料理というもののどこに「萌え」があるのか謎な部分がある、ということも考えられる。
友人宅では、ナポリタンに限っては必ずご主人が作ると聞いた。ご主人のナポリタンはたいそう美味しいらしい。
また、ほかの友人宅では、主婦である友人が留守の日には、ご主人が回鍋肉を作ると決まっているという。
家庭によって、それぞれでおもしろい。
謎は謎として、美味しい麻婆豆腐が家庭で食べられるのは、とてもうれしい。
次回はいつになるのだろうか。すでにもう、待ち遠しい。
どーんとフライパンで食卓に出して、たっぷり食べました。
見た感じから、スパーシーさがわかるでしょうか。
サイドメニューになった蒸し鶏と胡瓜と春雨のサラダ。
翌朝は、ご飯にかけて。
蒸し鶏の茹で汁は、中華スープにしました。
最近いただいた1/4にしないと太すぎて鍋に入らなかった大根の煮物と。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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