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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

赤松の松葉茶

身体にいいらしいとはうっすら知ってはいたが、エッセイサークルで話題に上り、挑戦してみることにした。

庭続きの森の赤松の松葉で、松葉茶を淹れてみたのである。

いつもそこにある赤松の葉。松葉。

それをただ持ってきて、鋏でバサバサ切った。松葉の根元の部分を除いた方が苦みなく美味しいお茶になるらしい。

そのとき、ふわりと匂いが舞った。

「おっ」

思わず、声を上げる。

清涼感に驚いた。だが、ミントとはまた違う。木の匂いが混じっている。もっとどっしりとした感じ、と言えばいいだろうか。

それを天日干しにして、翌日お茶を淹れてみた。

やはり、すっきり爽快なハーブティ的な味わいだが、木の匂いが、地に足をつけた揺るがない安定感を示している。

 

これまで摂取したことはなかったが、赤松の葉は、デトックス&免疫力アップに効果大と人気らしい。

ビタミンK、A、C。鉄分、カルシウム、カリウムなどのミネラル類のほか、ポリフェノールの一種である「ケルセチン」が豊富だという。

抗酸化作用があり、デトックス、血圧を下げるなどの効果が期待できるそうだ。

けれど今松葉茶が注目されているのは、抗ウイルス薬にもなる「スラミン」が摂取できるから、というのが大きいだろう。

若い松葉をジュースにする人もいるのだとか。

 

せっかく目の前にたくさん積んであるのだから、活用術に挑戦しよう。

単品で飲むにはそれほど美味しいとはいえない味わいだが、庭にはミント始め、たくさんの草花が萌ゆる季節。ブレンドするのもまた楽し。

伐採した松の横では、松ぼっくりが芽を出した赤松の新芽が伸び始めている。

うちの森の、去年伐採した赤松です。

キッチン鋏で切って、天日干し。

それをバサバサと、鋏で切って急須に入れて。約10gの松葉に熱湯約300cc。

急須は、手話教室のバザーで○百円で買いました。新品。

九谷正峰とありました。ほんとうは、高いんだろうな。

熱湯を入れて、約5分~10分。

色はなし。無色透明。でもすっきりした香りが漂っています。

中国茶を扱う「Chinese Tea Café qilin(チーリン)」で見つけた湯飲み茶碗です。

松ぼっくりとどんぐりの新芽です。

 

 

 

COMMENT

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  1. ユミ より:

    今日はハイキングに行って、赤松たくさん見ました。
    お茶になるんですか~?
    天日干しだけで、煎ったりしなくても飲めるんですね。
    まさしく和ハーブですね。
    1日遅かったら、持って帰って来てたかも。(^^ゞ
    山には自然の恵みがいっぱいで、久しぶりに気持ちのいい空気を吸いました。
    さえさん、いいな~~
    湯呑茶碗、素敵です!

  2. さえ より:

    >ユミさん
    赤松林歩かれたんですね~
    木漏れ日が気持ちいい季節になりましたね。
    そうなんです。市内の道の駅で売っていて、びっくり。真似しました(笑)
    和ハーブですね。森じゅうハーブに見えてきました。
    お湯のみ、とても気に入っています。

  3. mami より:

    こんにちは~。
    松葉って飲めるの?
    と思いましたがハーブと思えば抵抗が無くなりました。(#^^#)
    「松竹梅ご飯」も身の回りに材料が存在すること自体
    豊かな自然に囲まれて生活されていらっしゃることがよくわかります。♪

  4. さえ より:

    >mamiさん
    こんにちは~♩
    ですよね~初めて聞いたとき、わたしも同じ感想でした。
    でもたしかにハーブ(^_-)-☆
    大昔の人たちは、周りにあるものを食べて暮らしていたんですものね。
    「松竹梅ご飯」楽しかったです。
    教えてくれた友人と、今家にあるものでできる!と盛り上がりました。
    ほんと、自然のなかで暮らしているってことですね。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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