ようやく、10月分の『地球の歩き方』の仕事を始めた。
今月は、半月で4記事アップしなくてはならず、忙しい。
まずはウォーミングアップに、これまでかいた記事を読み直した。
去年の6月から始めた「三十三土偶札所巡り」を、先月コンプリートしたのも、すでになつかしい感じがする。
33枚の土偶御朱印を集めるのに、県をまたいで山梨と長野の考古館や美術館17ヶ所へと馳せ参じたのだった。
学芸員さんが多くのことを語ってくださる館あり、不在の館もあり。それでもどこの館でも、みな歓迎してくれた。
縄文の魅力を、多くの人に知ってもらいたい。
その気持ちは、共通していた。
それだけ、縄文が、土偶が、土器が、好きなのである。
そういえば、こんなことがあった。
取材中ある学芸員さんが、ちょっと不満そうに言った。
「釈迦堂がね、独自の御朱印を作ったんですよ」
「え、これじゃなくて?」
「釈迦堂遺跡博物館」の3枚の御朱印を見せる。
「はい。違うやつです。新しく特別版みたいなのを」
「えー、もうすぐコンプリートだと思ったのに」
「でしょう? 悔しいから、もらって来ちゃいました」
思わず、吹き出しそうになった。不満そうにしていたのに、結局はもらってきたんかい!
彼は、得意そうにその御朱印を見せてくれた。
「欲しいな~」と、わたし。
「ぜひまた、行ってきてください」と、学芸員さん。
ほんとうに縄文が好きなのだと、彼の顔にはかいてあった。
しかし。コンプリートしたと思ったら、新しい御朱印が出る。これって、発掘作業と通じるところがあるのではないか。
そんなわけでまだこれからも、わたしの縄文土偶巡りは続きそうだ。
「韮崎市ふるさと偉人資料館」にいる、わたしの推しの顔面把手さん。縦目は、珍しいんですよ~キュート!
「韮崎市民俗資料館」にいる、ミスいしのつぼ。手話教室の友人の一推しです
「釈迦堂遺跡博物館」にいる、しゃかちゃんとしゃっこちゃんは仲良し。
南アルプス「み・な・で・ん」にいる、ピースくん。なぜ、3本指のピース?
長和町「原始・古代ロマン体験館」にいる、香炉形土器さん。両手に子供を抱えて、やさしい丸顔のお母さん。
なのに、後ろ姿の蛇やイノシシのインパクトたるや!
「山梨県立考古館」にいる、いっちゃん。あどけない~
「三十三土偶札所巡り」ラストの記事は、こちら。
バックナンバーも、見られるよ!
【土偶に会いたい!〈その15〉諏訪市博物館~台御堂遺跡土偶&荒神山遺跡土偶&穴場遺跡土偶「三十三番土偶札所巡り」】
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
こんばんは。
土偶っていい顔していますね。
そしてこれを作った縄文の人の気持ちに思いを馳せると何か壮大なロマンや祈りや願いに行きつくように思います。
どんな気持ちで、どんな人が作ったのかわかったらまた楽しいでしょうね。
今夜は縄文時代にタイムスリップした夢など見られたらいいな~。
「山梨県立考古館」にいる、いっちゃん
「韮崎市民俗資料館」にいる、ミスいしのつぼ この2つが私の好みです
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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