上野樹里が好きで、観ていた『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲』。
父親役は、これも好きな『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』の、まあ他にもがんがん売れている松重豊だ。その松重扮する役柄が、辞書編纂、言葉を生業としてきた男で、ドラマは”言葉”について、新しきも古きもスポットを当てていく。
〈cast〉
沢田杏花【上野樹里】ヨガインストラクター。独立しヨガスタジオ立ち上げを目指す。
東村晴太【田中圭】結婚相談所勤務。7歳の息子とふたり暮らしのシングルファザー。
不破颯【磯村勇斗】杏花の5歳年下の幼馴染み。英語学童保育勤務。
日向明里【井川遥】「ひなた整形外科クリニック」を営む整形外科医。46歳、独身。
沢田林太郎【松重豊】杏花の父。2年前に妻を亡くし杏花とふたり暮らし。辞書編纂を生業にする日本語学者。
〈story〉
杏花は、自分は結婚には向いていない、仕事に生きようと考えるアラサー女子。父、林太郎は、結婚に興味のない杏花を心配しつつも、三回忌を迎える妻の死から立ち直れずにいる。ある日、妻の遺品を整理していた林太郎は、“父娘ダブル婚活”を思いつき、杏花と婚活パーティに出かけるのだが。
さて。興味深かった”言葉”をピックアップしてみよう。
【足るを知る】自分の置かれた立場や今の状況に満足することを知ること。
ヨガ教室で「足るを知る」を伝える杏花に、林太郎が言う。
自分が本当に何を求めているのか、それを知らなければ、いまの自分で十分だと、足るを知ることは難しいんじゃないかな。
【生きる】変化していくこと。
生きているということは、変化していくということ。
かつての師が病の床で語った言葉を、林太郎は娘に伝える。
杏花は、ヨガスクールで生徒達に向け、言葉を紡ぐ。
笑ったり泣いたり、心の揺れはときに自分でもままならないものです。いっそ何にも心を動かされなければ穏やかな自分でいられるのに。それでも、変わるということは生きているということです。思い通りにならない心の満ち欠けを味わいながら、思いがけないことが起こる普通の毎日をめいっぱい生きていきましょう。
【サステナ疲れ】SDGs疲れ。SDGsにうまく取り組めていないと感じるストレスや、がんばりすぎによる消耗。
【Some(サム)】友達以上恋人未満の関係。なにか(something)感情がある。
【リモ婚】オンライン結婚式。
など、耳に新しい言葉を林太郎が収集していく街歩きもおもしろかった。
街歩きで、知らない言葉を収集する。そんな旅も、楽しそう。
そんな楽しみもくれたドラマだった。
磯村勇斗は『きのう何食べた?』のジルベール役ですね。ジルベールみたいにわがまま放題言える人生も憧れるな~でもこのドラマの役柄は『PLAN75』の役に、近かったかも。
颯曰く。
持続可能な恋は、叶わなかった恋だけなんだよ。
そうかもしれない。でも、そうじゃないかもしれないよね。
☆画像はお借りしました。
こんにちわ
持続可能な恋・・・見ていました。
上野樹里×松重さんなら、絶対間違いない!と思って、見ました。
実は、本当の父娘ではなかったんですね~。
松重さんと井川遥の大人な会話も良かったですね。
磯村勇斗は、カンヌから実際に動画を送っていた感じでしたね。
そんなことをいろいろ思い出しました。
楽しい、ドラマでしたね。ハッピーエンドだったから、良かったです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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