4月に入り、桜の取材に出かけた。
開花が遅れた今年、まだ満開にはほど遠いが、週後半は雨予報。少し早いが「石和温泉さくら温泉通り」を歩いた。
3分咲きから5分咲きくらいだろうか。
遠景で見ると、やはりちょっともの足りない感じだが、それでも咲いている桜たちは可愛らしく、こうして咲きかけの桜を一輪一輪見つめるのもいいものだと思えた。
写真もおおかた撮り終えて、ぼんやりと歩いていると、目の前を桜の花びらが舞って落ちた。
「ああ、咲きかけたばかりの桜も、散っていくんだ」
あたりまえのことなのかもしれないが、新しい発見をしたような気持ちになる。
毎年、桜の取材を続けてきて、20以上の桜スポットを見て回った。
それなのに、桜のことを何も知らなかったような気がしてきた。
いったい何を見ていたのか。
心の窓が今、開きかけているのかもしれない。
用水路沿いにウッドデッキの遊歩道があって、桜並木をゆっくり楽しめるスポットです。
3分咲きから5分咲きくらいかな。
水音が心地よかったです。
8分咲きくらいの桜もありました。
満開の壮観な風景は見られなかったけど、一輪一輪を愛でるように歩きました。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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