市内の大泉町『清里高原つつじ祭り』へ、取材に行ってきた。
じつは、出かけたのは1週間ほど前になる。植樹をするボランティアを募っていて、それを記事にしようと思ったのだが、今年は開花が遅く、まだほとんどのつつじが蕾だった。
その植樹祭で、初めて会った方とおしゃべりする機会があった。
歳の頃も同じで、子どもの年齢もほぼ同じだとわかると話がはずむ。
ボランティアと温泉が好きで、機会あるごとに参加しているという。お孫さんを連れての参加も多いが、今回は都合が合わずひとりで来たとのことだった。
取材で初めての方と話をすることは多いが、個人的なことをとりとめもなく話すことはない。これが思いの外、楽しかった。
『中野のお父さんは謎を解くか』に、こんな一節を見つけた。
「話しかけられたわたしが、《顔見知りじゃない人と話が出来て嬉しい》と喜んだのよ」
「どうしてです」
「初めての相手と会話するのは、老化防止にいいんですって。それで、意気投合」
星野さんは、ふくよかな頬に笑みを浮かべ、
「耳学問なんだけどね、それって、何だか納得できるでしょ?」
「そうですね。いつも会ってる人だと安心しちゃう――というか、向こうがどう受けるのか何となく予測がつく。それがない分、新鮮で、脳が活発に動くんじゃないですか。こうしてはいられない――って」
わたしの脳も、新鮮な風に「こうしてはいられない」って活発に動いていたのかも知れない。
っていうか、楽しいことってじつは老化防止につながるのかも知れないな。
気持ちのいい散策でした。手前に咲いているのは「レンゲツツジ」です。8日に再度出かけたときの写真です。
燃えるように咲き乱れて。
こちらは「ヤマツツジ」という種類だそうです。
初対面の人との会話。
母は、100歳体操に行くのが毎週楽しみと言います。
いろんな人と話しが出来るから。
出会いの緊張感が、脳を刺激するのでしょうね。
腰の具合はいかがですか?
ココナッツオイルがよいのですね。知りませんでした。
香りもいいし、楽になったら何よりですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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