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はりねずみが眠るとき

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石蕗~ツワブキ

道で黄色いツワブキの花を見かけると、うれしくなる。

高知の旅で、これでもかというほどに咲いていて、ここにもツワブキ、そこにもツワブキとあちらこちらで楽しませてくれたのである。

繁殖力が強い植物だというのは、それを見て一目瞭然だったけれど、艶のある葉が潮風に強いという。海の近くの町に適さない植物は、ツワブキに負けていったのだろう。

 

名の由来は、艶葉蕗(つやはぶき)〈艶のある葉を持つ蕗〉、あるいは厚葉蕗(あつはぶき)〈厚い葉を持つ蕗〉から転じたという説があるとか。

たしかに蕗そっくりのその葉は、艶やかでしっかりと厚みがある。

それでも漢字では「石蕗」とかく。

石が多い場所や岩場などに多く咲いていたからだという。

ほかの植物が選ばないような厳しい土地に根を張り、そしてほかの花が選ばない季節に花開くツワブキ。

石という字がついていることもあり、石頭で強がりの変わり者にも見えてくる。花言葉は「困難に負けない」。「石蕗の花(つわのはな)」や「いしぶき」は、初冬の季語だそうだ。

淋しさの目の行く方やつはの花

          大島蓼太

足摺岬に咲いていた11月のツワブキ。

アサギマダラがお食事中でした。渡り鳥ならぬ渡り蝶と呼ばれる長距離を旅する蝶なんですね。山梨でも見られるそうですが初めて見ました。

竹林寺にもたくさん咲いていました。ほんと、蕗の葉っぱそっくりですね。

竹林寺では、ホトトギスも見られました。

群生しているのは、初めて見ました。

牧野植物園の垣根に咲いていた珍しい花。「ウィグナ・カラカラ」とネームプレートがありました。中央・南アメリカに分布する蔓植物だそうです。

安居渓谷では、ダイモンジソウが雨にしっとり濡れていました。

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  1. hanamomo より:

    つわぶききれいですね。
    こちらでも咲いています。

    高知の旅ゆっくりと拝見しました。
    実は母に来てくれている看護師さんが、高知出身の方です。
    カラカラと明るい元気でかわいい方です。
    だから、なんだか高知が身近に感じます。
    坂本龍馬の出身地でもありますね。
    四国は未踏の地、行きたいな~。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    秋田でもツワブキ、咲いているんですね。
    強い花ですね。
    高知の女性、明るい感じ、わかります。
    勝手なイメージかもしれませんが、龍馬のお姉さんもきっぷのいい女性だったようですね。
    徳島には友人がいるので若い頃訪ねたことがありましたが、高知は初めて。
    なにしろお魚が美味しい土地でした。
    いつか行けるといいですね~

  3. ユミ より:

    さえさ~ん、地震大丈夫でしたか?
    朝早くのニュースで山梨の地震が報道され、さえさんの事が頭に浮かんでいたら、
    大阪もグラグラ~と大きく揺れて、怖かったです。
    こちらは和歌山が震源地だったらしいです。
    今、地震が多いのでほんとに怖いですね。
    ツワブキの葉っぱはほんと、蕗の葉っぱに似ていますね。
    ホトトギスもダイモンジソウも、お花の形態が面白くて可愛いですね。

  4. さえ より:

    >ユミさん
    ありがとうございます。
    こちらは、震度3でしたが、大きな揺れが来た! って感覚で怖かったです。
    おたがい被害がなくてよかったですね。
    続けて起こると心配になりますよね、ほんと。
    きのうは朝方、富士山に不思議な雲が乗っていて、地震雲なのかと怖くなりました。
    ツワブキ、高知には本当にたくさん咲いていて、見つけるたびに気持ちが和みました。蕗そっくりの葉っぱは食べられるそうですよ。
    珍しい花、見たことのない花に出会うのも、旅の楽しみにひとつですね。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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