今年は桜も早いが、ほかの花も早い。
町内にある「長龍寺」の花桃も、やはり早かった。
以前のブログを見てみたら、一週間早い。
桜も花桃も花自身は、季節を的確に汲み取って開花時期を定めているのだろう。一週間早く咲いたからといって短い期間で散っていくわけではない。咲いたのなら、いつもと同じように精一杯咲くのみと言っているかのようである。
それが人間の方はといえば、思っていたよりも早く花が咲いたものだから、なんだか忙しないような気分になっている。
ああ、もう桜か。
早すぎないか。
4月に入ってから花見をしようと、予定を空けておいたのに。
春は、ゆっくりしている暇もない。
慌ただしいな。
3月末で下半期が終わり、4月1日から上半期が始まる。3月の記事にできるか、はたまた4月に入れるか。
桜の記事をかく仕事をしているのだから、特別にそう思うのかもしれない。
けれど、そんなふうに思ってしまうのは、わたしだけではないだろう。
紅白も自在に、自由奔放に咲く花桃を見ていたら、そんな人間を滑稽に思いながら、くすくす笑ったりして眺めているように思えてきた。
「長龍寺」の参道。花桃並木は、檀家さんが植え、お世話しているそうです。
身を寄せ合って咲く感じが、可愛い。
源平咲きですね。華やか。
ゆっくりと参道を歩いて。
手を合せてきました。
花桃の若木がたくさん植えられているのも、楽しみです。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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