ここ半年、日々ページをめくってきた『「スペインの最も美しい村」全踏破の旅』を持って、スペインに来ている。
到着したのは、マドリッド。
首都であり、地理的にもスペインの真ん中にほど近い。
マドリッドを拠点にひと月滞在し、北はカスティージャ・イ・レオン、南はアンダルシアを歩こうという計画だ。
「美しい村」はアクセスが悪いので、いくつ行けるかわからないけれど、調べるのも楽しく計画を立ててきた。
2011年に発足された「スペインの最も美しい村」協会では、今も申請があった村を回り審査を続けているという。
人口1万5000人以下(歴史地区の人口は500人以下)であること、建築的遺産、または自然遺産があること、クオリティー憲章を遵守する地方条例があることなどが前提条件になっている。
登録された村は、出版された時点で79村。
そのいくつかセレクトし、訪ねてみることにした。
そこで突き当たった壁は、情報の少なさ。
それをカバーしてくれたのは、「スペインの最も美しい村」サイトと「Los Pueblos mas bonitos de Espana」サイト、そして数々のYouTubeだった。
「スペインの最も美しい村」を全踏破した写真家の吉村和敏氏は、こう語る。
地域主義の影響だろうか。独自性がはっきりした村が多かった。イベリコ豚の食文化と密接に結びついたラ・アルベルカ、(中略)聖人ドミニコの出生地カレルエガ、演劇が盛んなアルマグロ、ドン・キホーテの故郷のモデルと推測されているビジャヌエバ・デ・ロス・インファンテスなど、日本人にも馴染みのあるスペイン文化が村を旅することで明確になっていくのが嬉しかった。
さて、2023年秋のスペインの風は、どんな街、どんな村へといざなってくれるのだろうか。
コロナ禍で更新を見送っていた『地球の歩き方・スペイン』も、7月に新バージョンが発売されました。
スペインだけではなく「世界で最も美しい村」連合があり、出版時にはフランス、ベルギー、カナダ、イタリア、日本が、加盟していました。
「日本の最も美しい村」は2005年に7つからスタートして、数えられただけでも58村。着々と数を増やしています。山梨県では、早川町のみが登録されています。
まずは、マドリッド周辺から攻めようと思います。
旅のしおり、作ってみました。
☆明日から2023年秋、スペイン旅レポ始めます。
スペインでしたか!
いいなあ~と指をくわえています。
どうぞいい旅を!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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